仲山 計介(なかやま けいすけ)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!

1.仲山 計介の作品を売りたいお客様へ

仲山計介は、昭和48年以降、『エオンタ』(ギリシャ語で「存在するもの達」の意)というタイトルで生命の循環を抽象的イメージでとらえたシリーズを発表し続けている作家です。シンプルでありながら、独特の絵画世界を織りなし、現代美術を牽引する作家として非常に注目されています。

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2.仲山 計介についての解説

仲山計介は、若き日に「目に見えないものも絵にできること」に目覚めた少年でした。長じてデュシャンの反芸術に影響を受け、さらに日本画の風雲児・横山操に師事。意識と無意識、芸術と反芸術、現象と心象が絡まりあう想像力の塊から生み出された作品『エオンタ』がデビュー作となり、現在もシリーズが続いています。「横の会」では平成5年の10回展まで精力的に作品を発表し、卓抜した光の表現でも話題をさらいました。

3.仲山 計介の歴史

仲山計介は昭和23(1948)年、静岡県浜松市に生まれました。41年ころからは東京都練馬区に在住しています。多摩美術大学大学院日本画科で横山操、加山又造らに学び、51年修了、59年からは「横の会」に参加。また多くの画廊や美術館などでも個展を開き、存在感を示しています。その作品は広く認められ、遠州美術賞準大賞、静岡県文化奨励賞、 川村文化振興財団賞など受賞多数。福島県立美術館、新潟市立美術館、佐久市立美術館、練馬区立美術館、浜松市立美術館、ウイーン国連ビル日本文化会館、アラブ首長国連邦日本大使館、シンガポール日本大使館、法隆寺本龍寺、増上寺などにも収蔵されています。

4.仲山 計介の代表作

  • エオンタ(1973年)
  • 敷島
  • 四季日月山水図(2012年)
  • 蜻蛉島

5.仲山 計介の作品の買取査定ポイント

仲山計介は現代の作家ですので状態の良いものが好まれます。また真作を保証するものが付いていると査定価格は高くなるでしょう。ほかにも仕立てやサイズ、画題などもあわせて総合的に評価されます。

代表的な査定ポイント
  • どのような仕立てか
  • 仲山計介の印があるか(ない作品もあります)
  • 真作を保証する鑑定証の類はあるか
  • なにが描かれているか
  • 付属品の欠けはないか
  • 保存状態は良好か
  • 個展など、なにかの出展歴がないか

6.仲山 計介の作品の取引相場価格

仲山計介の作品はネットオークションで20,000円の値で落札されていました。『爛』という画題の5号の額装で、サイズは額装寸が47cm×47cm、画寸が35cm×35cm、紙本着色、肉筆真作保証、共シール付きで、状態は「概ね良好」とありました。市場では額装作品が出品されていますが、福島美術館に屏風絵が収蔵されるなど古典的な画材も取り入れています。希少な掛け軸作品であればより高額な査定も期待できるでしょう。

7.仲山 計介の作品の買取についてのまとめ

かつて新しい日本画を生み出そうと結成された「横の会」で大きな足跡を残し、今や日本画壇を代表しリードする存在となった仲山計介。もし仲山計介の掛け軸作品をお持ちでしたら、一度査定に出してみることをお勧めいたします。