中沢 雪城(なかざわ せつじょう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.中沢 雪城の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

中沢雪城は江戸時代後期の書家です。市河米庵、貫名菘翁とともに「幕末の三筆」と称された巻菱湖の門人となり、研鑽を積みます。中沢雪城、萩原秋巌、大竹蒋塘、生方鼎斎らは、巻菱湖の門人のなかでも特に優れた4人とされ、「菱湖四天王」と評されました。掛け軸は別作家の図に書を添えたものもあり、中沢雪城本人の書であれば高値が期待できます。

このページの目次

2.掛け軸作家「中沢 雪城」についての概要

中沢雪城は、はじめ郷里で藩学崇徳館に学びましたが、江戸への留学人員に選ばれず、独力で江戸に上ります。江戸で市河米庵に師事し、その後巻菱湖に書法を学びました。その筆蹟は「流麗で出藍の誉あり」と評されて大成しています。雪城は気持ちが大きく快活で、小さなことにこだわらないこと性分だったといわれています。

3.掛け軸作家「中沢 雪城」の生い立ちや歴史

中沢雪城は1810年(文化7年)に越後長岡(現在の新潟県長岡市)で、藩士の中沢俊福の二男として生まれました。名は俊卿、字は子国、通称を行蔵、号は雪城・雪生と称しました。1836年(天保7年)に巻菱湖の門人となり、師の作風を継ぎます。三重県津藩の藤堂侯に仕え、両国薬研堀(現在の東日本橋)で暮らしました。1857年(安政4年)49歳のとき、斎藤拙堂とともに『三体筆陣雋語(さんたいひつじんしゅんご)』を著しています。1866年(慶応2年)に没しており、石碑は全国に28基を数え菱湖四天王の中では萩原秋巌に次ぐ多さです。

4.中沢 雪城の掛け軸作品の代表作一覧

  • 三体筆陣雋語(1857年)

5.中沢 雪城の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

由来や書付など、中沢雪城の真作だということを裏付けるものがあれば査定価格は高くなるでしょう。また状態や仕立て、画題など、総合的な判断での査定となります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 欠けなどがなく保存状態は良好か(補修せずにそのままお持ちください)
  • 中沢雪城本人の作品かどうか(サインや落款が確認できるか、いつの時代の作品であるか)
  • 市場価値はあるか(有名作家の作品なら多少劣化していても高値が付きます)
  • 掛け軸の素材の質、種類
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)

6.中沢 雪城の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

中沢雪城の掛け軸などの作品はネットオークションなどでは真贋不確かなものでも数千円程度から数万円で取引されています。模写作品でも例えば、『中沢雪城 書・小野寺鳳谷 菊図』という作品は、全体寸縦約182cm×横約73.5cm、本紙寸縦約108cm×横約57.5cm、、作品状態は「ひやけ、しみ、折れ痕、虫食いあり」、付属品として「額・共箱」とするものが、40,000円で落札されています。

7.中沢 雪城の掛け軸作品の買取についてのまとめ

「菱湖四天王」と称された筆跡は、「流麗で出藍の誉あり」と評されており、ネットオークションでも作品を確認することができます。中沢雪城の掛け軸作品を所有されている方は、真贋確認も兼ねて、是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。