成島 柳北(なるしま りゅうほく)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.成島 柳北の作品を売りたいお客様へ

自宅に眠っている掛け軸の価値がよくわからない、このような人はいませんか?掛け軸の価値を決める要素の一つに有名な作家の作品かどうかがあります。漢詩人や随筆家として活躍した成島柳北の作品であれば、高値で取引されるかもしれません。

このページの目次

2.成島 柳北についての解説

成島柳北は安政時代に奥儒者に任命され、その後外国奉行や会計副総裁など幕府の要職を歴任しています。明治維新後にはジャーナリストとしても活躍しました。朝野新聞の主筆として風刺に富んだ文章を書き続け、名声を博しました。その後花月新誌という文芸雑誌を創刊しています。掛け軸も発表していて、ほかの人との合作なども見受けられます。

3.成島 柳北の歴史

1837年に生まれた成島柳北は、幕府奥儒者の父を持っていたこともあって1856年には自分も奥儒者に任命されます。しかし1863年に幕府に皮肉を込めた狂詩を出したこともあって閉門されてしまいます。ただし2年後には再度幕府に登用されて、要職を歴任します。明治維新後の1874年には柳橋新誌を刊行しました。1874年に創刊された朝野新聞の中では讒謗律や新聞紙条例といった言論取り締まりの法律を痛烈に批判したことで脚光を集めました。掛け軸も残していて、現在も保存されているものも見られます。

4.成島 柳北の代表作

5.成島 柳北の作品の買取査定ポイント

成島柳北の掛け軸の査定をするにあたっていくつかポイントがあります。まず箱の有無が重視されます。加えて箱書も残っていれば、より高値のつく可能性があります。あとは軸先の素材が何かやシミやヤケなど書の保存状態がどうであるかも買取価格に影響を与えます。専門業者であれば、多少状態の悪い掛け軸でも買取してもらえる可能性もあります。

代表的な査定ポイント
  • 箱の有無
  • 箱書の有無
  • 保存状態
  • 軸先の素材

6.成島 柳北の作品の取引相場価格

成島柳北の作品はネットオークションなどでもやり取りされています。その価格を見てみると、数百円から数千円という値で取引されています。彼が編纂した柳橋新誌などの復刻版が主に出品されています掛け軸も売買されていて、岸田吟香や福地桜痴、栗本鋤雲の合作が見られます。総丈181.0X44.0cmのサイズの作品で、4,000円で売却されました。こちらの掛け軸は箱無しで出品されていました。もし箱などの付属品もそろっている状態であれば、さらなる高値で買い取られる可能性も出てきます。

7.成島 柳北の作品の買取についてのまとめ

成島柳北の編纂した雑誌や全集などを中心にネットオークションで取引されていますが、掛け軸のようなものはあまり出回っていないようです。プレミアのつく可能性もあるのでもし自宅にあれば、専門の業者の査定を受けてみるといいでしょう。