倪 元璐(げい げんろ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.倪 元璐の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
倪元璐は、明末の官員、能書家です。書法は王羲之と蘇軾に学び、黄道周や王鐸と並ぶ明代の書道の名人として名を馳せました。倪元璐はまた詩文・書画にも優れ、特に連綿とした行草の書は気骨の鋭さと風雅の趣が備わっていることから「霊秀神妙」と評されました。
このページの目次
2.掛け軸作家「倪 元璐」についての概要
倪元璐(1594年〜1644年)は浙江上虞の人、字は汝玉、玉汝、号は鴻宝。諡(おくりな)は文正。貧民の出身でしたが、多芸多才な人物でした。1622年に科挙に合格して進士に及第し庶吉士となり、1635年には国子監祭酒にまで上り詰めたものの、妻の陳氏を捨てて妾の王氏を本妻にしようとしたことについて非難を受けて離職しました。官職を離れていた倪元璐ですが1642年、侍読学士として呼び戻され、翌年には戸部尚書に任ぜられました。李自成軍が北京を落とすと、自ら縊死(いし)しました。
3.掛け軸作家「倪 元璐」の生い立ちや歴史
混乱の世に生まれ、明朝に殉じた烈士であった倪元璐。その性格を表し、倪元璐の書風は躍動感の中に骨力と気迫で満ちていました。撓めたり、こすりつけたり、かすれさせたりする倪元璐の筆技は、研究者やコレクターから高い評価を得ています。
4.倪 元璐の掛け軸作品の代表作一覧
- 行書五言律詩軸
- 秋景山水図
- 倪文貞集
5.倪 元璐の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
倪元璐の作品は、時代背景もあり晩年は退廃的な書風が目立ってきます。壮年期のダイナミックな書風は今なお高い評価を受けていますので、買取は作品の制作年が大きく影響します。年代が明らかになる鑑定書や証明書などがあれば、高額査定へとつながる可能性があります。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 倪元璐本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の署名(銘)があるか
- 大きさ(高さ、横幅をご確認ください)
- 素材は何でできているか
- 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
- 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
6.倪 元璐の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
倪元璐の肉筆保証付きの掛け軸(78cmx35cm)が3万5千円で取引されました。倪元璐の作品の買取相場価格は、約2万円から20万円ほどとなっています。倪元璐の書はかすれが特徴的で、憂愁を帯びた気骨ある行草は特に評価が高く、買い手が見つかりやすいです。しかしながら作品の状態や真作かどうかが査定額を大きく左右します。
7.倪 元璐の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
倪元璐は現在も人気のある書家であるため、コレクターからの人気と需要が高いです。そのため倪元璐の作品は贋作がたくさん流通しているので作品の価値が下がっている場合もあります。もしも倪元璐の作品を売却しようと考えているのであれば、真作保証ができるか、作家による直筆サインが施されているかを確認しておきましょう。
その他の掛け軸について
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