野口 幽谷(のぐち ゆうこく)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.野口 幽谷の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
明治期の日本南画壇の重鎮であった野口幽谷は、高潔な人格者としても知られました。清雅な画風は多くに好まれ、高値での買取も期待できる作家といえるでしょう。
このページの目次
2.掛け軸作家「野口 幽谷」についての概要
早くに父を亡くした若き日の幽谷の生活は苦しく、昼は製図を描いて働き、夜に書画を学びました。清貧に甘んじる幽谷の様子を師である椿椿山は「幽谷に咲く恵蘭のような心」と評し、画号を贈ったといいます。誠実かつ謙虚な人物として知られ、安政の大地震では半壊した自宅をそのままに師椿山の家を優先して修復したり、大家になったのちにも、まだまだ未熟であると落款や印章に修学中を意味する「生」の字を使い続けたというエピソードも伝わっています。明清画を能く修め、花鳥山水、特に菊の絵に秀でた画技を見せました。
3.掛け軸作家「野口 幽谷」の生い立ちや歴史
野口幽谷は1827年、江戸の大工の家に生まれました。幼時に天然痘を患ったため家業を継げず、建築の製図を学んだことが画の道に進むきっかけとなります。椿椿山に師事して花鳥画を学び、大黒梅隠に典籍を修め、また渡辺崋山にも深く私淑。のち画事に専念し、1872年ウィーン万博出品をはじめとして内国勧業博覧会、内国絵画共進会などで受賞を重ね、その画才を認められるようになりました。以後、宮中の障壁画など御用画もたびたび手掛け、1893年には帝室技芸員を拝命。東洋絵画共進会、日本美術協会、内国勧業博覧会などに出品するかたわら、しばしば審査員もつとめ、また受賞を重ねました。
4.野口 幽谷の掛け軸作品の代表作一覧
- 竹石図(1877年)
- 菊花(1882年)
- 菊花激潭(1886年)
- 菊花鶏図(1895年)
- 緑竹双鶏図
5.野口 幽谷の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
明治南画壇を代表する人気作家であるため、高値を呼ぶことも多い作家です。高値での買取には間違いなく野口幽谷の真作であることが条件ですが、他にも作品のサイズ、画題、保存状態、鑑定書があるかないかなどによっても査定額は大きく変動します。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 野口幽谷本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の号や字、署名(銘)や落款があるか
- 保存状態は良好か(シミや折れ、傷みなどはないか)
- 素材は何でできているか
- 画題は何か
6.野口 幽谷の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
野口幽谷の作品はネットオークションなどでは真作とされるもので200,254円で落札された実績があります。画題は『釈迦涅槃図』、絹本でサイズは掛軸全体が長さ124cm、横幅50cmとあります。また『松図』という真贋不確かな紙本の作品では51,000円で落札されています。サイズは掛軸全体が長さ196cm、横幅76cm、本紙は絹本で画寸は長さ109cm、横幅60cm、状態は「イタミ、シミ有」と説明されていました。
7.野口 幽谷の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
明治期の南画壇の重鎮であった野口幽谷。高潔な人柄がにじむ清雅な花鳥画を好む蒐集家は多く、高値での買取を十分期待できる作家です。野口幽谷の掛け軸作品をお持ちでしたら、是非一度査定に出されてみることをお勧めいたします。
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