野崎 貢(のざき みつぐ)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.野崎 貢の作品を売りたいお客様へ

野崎貢は、1916年に生まれ、2001年まで活躍した花鳥画の大家ですが、人生画家と称されるほど、人間の内面奥深くを抽象画のような、神秘的な表現で描いた作家です。根底に流れていたのはどのようなときでも、人生を肯定的に受け止める前向きな生き方でした。今回は野崎貢について学んでみます。

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2.野崎 貢についての解説

野崎貢作品は、現在東京の国立近代美術館、奈良県立美術館および長野県佐久市立近代美術館、京都国立美術館、井口山慈宏寺など数ヶ所の美術館の他、私設ネット美術館でも作品を見ることができます。メディアでも紹介されました。美術的価値が高く、没後数十年たった現在でも高額作家として、人気があります。人間の内面性を深く描いた、神秘的な画風が特長で、従来の花鳥画に新境地を切り開きました。

3.野崎 貢の歴史

野崎貢は、1916年東京都小石川出身で、2001年に85歳で亡くなっています。1939年20歳のとき、近隣の川端画学校を卒業しています。1950年に、創造美術展で初入選以降、各種美術展に出品を繰り返します。1953年、1956年、1958年に新作家賞受賞、1959年に新制作協会会員に推挙されます。1960年に初個展開催以降、たびたび個展やグループ展を開くようになりました。1974年に創画会結成に関わり、1983年に優秀美術作品として高い評価を受けて、文化庁買上、90年以降和光大学人文学部芸術学科講師に就任します。

4.野崎 貢の代表作

  • 『風の中の鳥たち』
  • 『春光』
  • 『月秋』
  • 『湖畔夕映』
  • 『花咲く風景』

5.野崎 貢の作品の買取査定ポイント

野崎貢作品で高額査定を受けているのは、やはり真作です。それも原画なら申し分ありません。”貢”の直筆サインと落款を作品中に見つけることが先決です。扇面であれ額絵であれ、通常は挿入されているので、見つけるのは簡単です。作品中に目立たないように、画題を鉛筆書きで書いている場合もありますが、まずは共シールを作品中に見つける他、額裏にも共シールが貼られているので、いずれかを見つけるのが、おすすめです。

代表的な査定ポイント
  • 真作
  • ”貢”の直筆サイン
  • 落款
  • 共シール

6.野崎 貢の作品の取引相場価格

野崎貢の買取市場での取引相場は、ヤフオクを見ると年平均で5.700円前後です。そのうち”松と流水”は金扇面の額絵ですが、13.000円の取引額でした。美術的には420万円の価値がある作品です。サイズは15号(約55.5×81.5×3.5cm額付)の彩色画です。全体的に作品面と額と両方に少々傷や汚れがありますが、概ね良品です。2019年現在で平均取引額を上回っているのは当作品だけです。”雪景”は6号(34.5×41cm)大の額絵ですが、最低落札額の4.100円でした。額装と作品と両方に経年劣化があります。

7.野崎 貢の作品の買取についてのまとめ

野崎貢作品は、時代背景を基に人間の内面性を鋭く描く作品で、独自の世界観を切り開いた作家です。神秘的画風に惹かれるユーザーも多く、花鳥画は特にニーズが高い作家なので、不要になった野崎貢作品があれば、買取査定を利用してみるのもおすすめです。