大原 呑響(おおはら どんきょう)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.大原 呑響作品を売りたいお客様へ

大原呑響は、中国の明の末期に文人画家として活躍した張瑞図の画風に影響された、江戸時代の画家で儒者でもあります。その作品の山水人物図などは今も高い評価を受けていますので、高値で取引される可能性があります。

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2.大原 呑響についての解説

大原呑響は陸奥に生まれ、儒学者として有名だった井上金峨に儒学を学び、儒学者としても知られるようになりました。やがて、その博識をの松前藩主の松前道広に買われ、松前藩の北辺対策顧問として蝦夷地に赴いたこともありますが、これといった任務の成果は上げられませんでした。画の方は特定の師匠はいなく独学でしたが、張瑞図が良いお手本でした。

3.大原 呑響の歴史

大原呑響は、諸国を歩いた時期があり、儒学者の管茶山や文人画家の田能村竹田、漢詩人であった頼山陽といった文人たちとの交流がありました。この時に吞響は、儒学者の管茶山に自身の作品である「渓山帰樵図」を賞賛されたといわれます。こういった交流は大原呑響の今後に良い影響を与えていきました。特定の師がいないだけにこうした交流によって吞響は様々なことを学び、のちに弟子になる蠣崎波響や大原呑舟に伝えていったと思われます。

4.大原 呑響の代表作

  • 渓山帰樵図(寛政元年)

5. 大原 呑響の作品の買取査定ポイント

大原吞響の作品は、本人の落款があるかどうかで査定金額が変動します。また、傷や汚れも重要な査定判断の材料になります。とれる汚れなどは、しっかり落として査定することでより高値で査定される可能性もありますので、査定前にしっかりと拭き取っておくことをお勧めします。

代表的な査定ポイント
  • 付属品があるかどうか
  • 虫食い穴がどのくらいあるか
  • 油汚れなどがあるかどうか

6.大原 呑響の作品の取引相場価格

大原吞響の作品は、それほど多く出回っていません。過去に取引されたものを見ますと1件あり、15,500円でした。傷や汚れがあったためにこの値段だったのですが、もっと保存状態が良く傷や汚れが目立たないものであったら、これよりも高い査定額になっていたかもしれません。取引されたものは「山水人物図」で珍品とされています。全体の寸法は185センチと49センチで絹本の寸法は110センチと36センチで箱はありませんでした。もし、付属品などがしっかり揃っていいる場合は、より高額で取引される可能性もあります。

7.大原 呑響の作品の買取についてのまとめ

大原吞響は、中国の明の末期に活躍された人物であり、現在作品は市場にはなかなか出回らないですが、その分高額で取引される可能性がある作品も多いのが特徴で、付属品もある場合は、高値が期待できます。もし、自宅や実家、親せきの家にあり、使う予定のない場合は一度査定してみてはいかがでしょうか。