岡田 米山人(おかだ べいさんじん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.岡田 米山人の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
岡田米山人は独学で書画を習得しました。ダイナミックな山水画に表れた米山人の独創性は多くの人を魅了し、日本のみならず外国でも人気があり、海外のオークションに出品されこともあります。これまでに確認された岡田米山人の作品は200点ほどとされています。江戸後期の大坂文人画の重鎮とも言われる人物であることから、真作であれば高額査定が期待できます。このページの目次
2.掛け軸作家「岡田 米山人」についての概要
江戸後期を代表する文人画家です。米屋を開業し、家業のかたわら書画や学問を嗜み、独自の画業を切り拓きました。田能村竹田や浦上玉堂、頼山陽らとも交流を深めましたが、米山人は若き日の田能村竹田の才能を見抜いた人物でもありました。鮮やかな色づかいや、素朴で大胆な線によって作り出された画面には活力がみなぎり、米山人は年を重ねるごとにその画境を極めていきました。作品は東京芸術大学大学美術館、大阪市立美術館、千葉市立美術館、海外ではメトロポリタン美術館にも収蔵されています。3.掛け軸作家「岡田 米山人」の生い立ちや歴史
1744年に生まれ、俗称は岡田彦兵衛あるいは米屋彦兵衛。出生については大阪説もありますが前半生については明らかになっていません。播磨国神東郡(現在の兵庫県加西市)で庄屋の安積喜平治のもとに寄宿し、米屋を営むかたわら書を読み勉学に励んだといわれています。世間に評判が広まるとやがて伊勢国藤堂藩に仕えることになり、住居を移し居宅の一部を画室「正帆」と名付けて制作に取り組みました。この「正帆」には多くの文人が訪れました。米山人は1820年に77歳で亡くなるまで精力的に活動を続けました。息子の岡田半江も同じく文人画家です。画号は米穀商を営んでいたことにちなみ、「米山人」のほか「米翁」という画号もあり、印名には「米山人」「寛宏」「士彦」「田國之印」(「田国之印」)などが使われていました。4.岡田 米山人の掛け軸作品の代表作一覧
春景山水図(1804年)竹林七賢図(1808年)
紫霊蒼竜図(1816年)
幽客煎茶図(1818年)
5.岡田 米山人の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
まず最も重要な査定ポイントは真作であることです。証明書や鑑定書つきのほうが高額となる可能性があり、また作品の由来や入手経路がわかっていることも査定のポイントです。保存状態は良好か、箱などの付属品があるかなどの一般的な骨董品の査定ポイントもあてはまります。掛け軸の代表的な掛け軸作品の査定ポイントは以下のとおりです。代表的な掛け軸作品の査定ポイント
- 岡田米山人の真作か(証明書、鑑定書はあるか)
- 作品の状態(画面に汚れ、シミや破れなどがないか)
- 作品に落款印や署名がある
- 作品のサイズ
- 付属の箱に署名があるか
6.岡田 米山人の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
真贋のはっきりしないものについては1〜2万円程度で取引されているものもありますが、真筆だとされた掛け軸に73,000円の値がついたことがあります。こちらは紙本墨画の作品でサイズは29.5 ×129.5 cm、二重箱で過去の所有者の箱書きのあるものでした。またかつてはクリスティーズのオークションに山水画の掛け軸が出品された際には、900ポンド(約13万円)で取引されました。こちらは絹本墨画でサイズ19x18cmほどで、本人の署名があるものです。状態の良い掛け軸となれば十万を超えた値がつくことも十分にあり得るでしょう。7.岡田 米山人の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
江戸後期、独自の画風で同時代の人々に称賛された岡田米山人の作品の魅力は現代人にも広く受け入れられています。日本のみならず海外のコレクターも存在し、米山人らしさが表れた大胆でのびやかな画風の作品は人気があります。本人の作でかつ保存状態の良いものは高額査定になる可能性があります。その他の掛け軸について
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