岡田 玉山(おかだ ぎょくざん)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!
1.岡田 玉山の作品を売りたいお客様へ
岡田玉山は、江戸時代中期から後期にかけて活躍した浮世絵師です。風俗人物・花鳥山水を能くしたことで知られています。また、刻本の下絵を得意とし『絵本太閤記』『唐土名勝図会』『国姓爺忠義伝』などの傑作を遺しました。
このページの目次
1.岡田 玉山の作品を売りたいお客様へ2.岡田 玉山についての解説3.岡田 玉山の歴史4.岡田 玉山の代表作5.岡田 玉山の作品の買取査定ポイント6.岡田 玉山の作品の取引相場価格7.岡田 玉山の作品の買取についてのまとめ
2.岡田 玉山についての解説
岡田玉山は『浮世絵類考』に「板刻密画の祖」と記されており、近世上方における絵本挿絵の第一人者と言い伝えられています。文化年間にかけて板刻本の下絵の制作に励み、1797年刊行の『絵本太閤記』七編84冊、1802年刊行の『唐土名勝図会』など多くの挿絵を手がけました。岡田玉山の挿絵は画面を埋め尽くす細密さと躍動的な描写が特徴です。
3.岡田 玉山の歴史
岡田玉山は大阪生まれ、名は尚友、通称は友助、字は子徳、金陵斎と号しました。のち法橋に叙せられ、法橋玉山とも称しました。月岡雪鼎または蔀関月の門人と伝わっていますが、没年未詳など不明点も多いです。岡田玉山の版本挿絵は後代の葛飾北斎や歌川国芳らに影響を与え、彼らは玉山の細密描写や動きを自分の作品に取り込んだとされています。
4.岡田 玉山の代表作
- 絵本太閤記
- 阿也可之譚
- 阿房宮図(1789年)
- 筑摩祭礼図(1789年)
- 唐土名勝図会(1806年)
5.岡田 玉山の作品の買取査定ポイント
細やかな図案を細密に描いた岡田玉山の作品は今なお高い評価を得ているため、高額な価格で取引される可能性があります。好条件で査定が受けたいなら、保存状態が良い、箱などの付属品があることもあらかじめ確認しておきましょう。
代表的な査定ポイント- 岡田玉山本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の署名(銘)があるか
- 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
- 素材は何でできているか
- 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
6.岡田 玉山の作品の取引相場価格
岡田玉山の作品は現代の美術品買取市場に出回ることはほとんどありません。そのため実際の買取相場価格は不明ですが、真作の証明をすることで高値が期待できます。このほか取引相場価格は保存状態や作品の種類、鑑定書の有無などの条件によって大きく変わります。
7.岡田 玉山の作品の買取についてのまとめ
岡田玉山の作品『絵本太閤記』は幕府の忌諱に触れ、1804年に絶版を命じられるなど、現存作品はほとんど確認することができません。そのため岡田玉山の作品の希少価値と市場需要は高いです。少しでも高額で売却したいとお考えなら、真作保証できること、保存状態が良いことが重要なポイントになるでしょう。
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