岡本 亮彦(おかもと すけひこ)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!
1.岡本 亮彦の作品を売りたいお客様へ
岡本亮彦は江戸末期~明治初期に活躍した画家です。呉春の高弟・岡本豊彦にその優れた画才を見込まれ、その門下で四条派の技法を修練。その画風を継承しました。四条派の正統として、評価の高い画家の一人です。買取価格も期待できるでしょう。
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2.岡本 亮彦についての解説
岡本亮彦(1834年~1893年)は写生的な中に叙情味を持たせ、軽やかな筆致を見せる作風を得意としました。父・半七は伯圭と号した呉春門下十哲の一人です。花鳥・山水を得意とし、京都御所の東御縁座敷杉戸や御学問所の障壁画などを手がけています。
3.岡本 亮彦の歴史
岡本亮彦は文政6(1823)年、尾張国知多郡半田村(現・愛知県半田市)に小栗半七の4男として生まれました。名は亮彦、幼名は保吉、通称は司馬、字は子朗、別号に暁翠園、丹岳山人、莎邨、澄神斎などがあります。幼少より絵に素質を見せたため、父・伯圭の同門であり、また親しい間柄でもあった四条派絵師・岡本豊彦に入門。豊彦に望まれて養子となり岡本の姓を継ぎます。中国地方、北越を遊歴し、晩年には豊彦の故郷である備中国窪屋郡水江村(現・倉敷市)に住んだこともありました。明治16年加賀金沢に客死、61歳でした。金沢の卯辰山に埋葬されています。
4.岡本 亮彦の代表作
- 菊図
- 井出玉川・手作り図
- 北勢霞ヶ浦之図(1686年)
- 鶉図
- 渓村過雨図
5.岡本 亮彦の作品の買取査定ポイント
岡本亮彦の作品において査定の重要ポイントはその真贋です。由来や書付など、真作を裏付けるものがあれば査定価格は高くなるでしょう。また作品の状態や仕立て、画題など、総合的な判断での査定となります。
代表的な査定ポイント- 真作を保証する書付などがあるか
- 岡本亮彦の署名・落款があるか
- どのような保存状態か
- 画題はなにか
- 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
6.岡本 亮彦の作品の取引相場価格
岡本亮彦の作品はネットオークションで26,000円で落札された例がありました。絹本着色の双幅で、画題は『稲鶉錦兔之図』、サイズは掛軸全体が22.5cm×73.5cm、状態は「古い物ですので多少の傷みや汚れ等ご了承下さい」と説明されていました。
7.岡本 亮彦の作品の買取についてのまとめ
岡本亮彦は京都御所障壁画を担当したほどに画力を認められていた絵師です。京都国立博物館にも紙本水墨の一幅が収蔵されています。もし岡本亮彦の作品をお手元にございましたら、ぜひ査定に出してみてください。思わぬ高値が付くかもしれません。
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