奥原 晴翠(おくはら せいすい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.掛け軸作家「奥原 晴翠」の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

奥原晴翠は1854年陸奥国伊達郡に生まれた女性南画家です。本姓は小杉輝子。女性南画家界の第一人者だった奥原晴湖に画を学び、のちに養子として奥原姓を受けます。女性らしい繊細で美しいタッチと、空気感が伝わってくるような迫力のある画風で人気となり、多くの展覧会や博覧会で受賞を重ねました。説得力の伴った画風は今も高く評価されており、古美術を楽しむ方々の中では今も非常に人気の高い作家のため、真作であれば高値がつく可能性もあります。

このページの目次

2.掛け軸作家「奥原 晴翠」についての概要

奥原晴翠は明治に活躍した女性の南画家で、女性南画家界の第一人者ともいえる奥原晴湖に師事し、また養女であった人物です。その作品は内国勧業博覧会で褒状を受けるなど高く評価されており、埼玉県立博物館などにも収蔵されています。奥原晴湖のもとで多くを学び、女性らしい繊細で美しい筆勢で描かれた画は迫力がありその場の空気感が伝わってくると人気が高く、今も多くの人に親しまれています。

3.掛け軸作家「奥原 晴翠」の生い立ちや歴史

奥原晴翠(本姓は小杉輝子)は、1854年、陸奥国伊達郡、今の福島県に生まれました。幕臣の小杉栄太郎の三女として生まれ、奥原晴湖に師事し画法を学びます。奥原晴湖は明治維新の動乱期に南画家として非常に活躍した女流画家で、300人を超す門弟を抱えていたといわれる人物です。この晴湖のもとで南画を学んでいた奥原晴翠はのちに晴湖の養女となり奥原姓になります。その後も晴湖のもとで学びながら、自身も精力的に創作活動に勤しみ、1903年内国勧業博覧会で褒状を、1912年文展で入選するなど各種展覧会や博覧会に出展し受賞を重ねました。女性らしい繊細で美しい作風で高く評価を受け、宮中でも人気となり照憲皇太后や大正天皇に招かれ揮毫したこともあります。

4.奥原 晴翠の掛け軸作品の代表作一覧

  • 高秋朗月図(1903年)
  • 春花・秋月(1912年)

5.奥原 晴翠の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

奥原晴翠の掛け軸作品はオークションなどに出品されることが非常に少ないようです。そのため、真作かどうかを証明する保証書などの有無で査定額が変わります。他にも作品自体の経年劣化や傷などの状態によって変動するようです。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 共箱などの有無
  • 画のサイズ
  • 署名や捺印の有無
  • 保存状態
  • 奥原晴翠の真作か(証明書や鑑定書の有無)

6.奥原 晴翠の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

奥原晴翠の掛け軸作品は市場に出回ることが少ないようです。現在ネットオークションで確認できる取引実績はごく僅かですが、掛け軸作品で確認できるものでは10万円を超える値がついて取引されています。実際に取引された掛軸は、墨の濃淡を操り表現された遠近感を駆使して霧霞む雄大な山水景色を描いたもので、軸寸が縦約255cm横94.5cm、本画が縦約172cm横71cm。傷みや本紙の巻き皺、修繕痕等がついているものでしたが135,238円で取引されています。

7.奥原 晴翠の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

皇太后にも愛された女流画家奥原晴翠。女性らしい繊細で美しいタッチから生まれる迫力ある画は人気を博し多くの高い評価を得ています。今でも人気が高く真作であれば掛け軸は高い値がつくことも珍しくありません。お手元に奥原晴翠の掛け軸作品をお持ちの場合には是非一度お問い合わせくださいませ。