大隈 言道(おおくま ことみち)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.大隈 言道の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

大隈言道は、江戸時代後期の歌人で、30歳代半ばで独自の歌風を確立しました。その後、漢学を修得し佐佐木弘綱、萩原広道などと親交が深い作家でした。言道の門下には幕末の勤王歌人と評された野村望東尼がいます。大隈言道の掛け軸は真作であれば高値が期待できるでしょう。

このページの目次

2.掛け軸作家「大隈 言道」についての概要

大隈言道は、1859年(安政6年)に『鳧居集』、『今橋集』を選し、1863年(文久3年)にはさらに厳選した『草径集』3巻や、望東の歌集を選した『向陵集』の序をを刊行します。歌論に『ひとりごち』、『こぞのちり』を著し、前者は「木偶歌」と称した類型的な歌を排しており、今とここを自覚した作歌を主張しました。

3.掛け軸作家「大隈 言道」の生い立ちや歴史

大隈言道は1798年(寛政10年)に福岡薬院抱安学橋の商家に生まれました。幼少の頃より二川相近を師事して和歌と書を学びます。35歳の頃までに従来と異なる独自の歌風を確立し、言道のもとに野村望東が入門しました。1836年(天保7年)、39歳のときに家業を弟に譲り池萍堂に隠居します。42歳のとき豊後日田に暮らす広瀬淡窓を師事して漢学を学び、1857年(安政4年)、60歳のときには和歌修業の総決算として大坂に上ります。最晩年は福岡に戻り池萍堂で没しました。

4.大隈 言道の掛け軸作品の代表作一覧

  • 草径集
  • 続草径集

5.大隈 言道の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

大隈言道の真作を保証するものが付いていると査定価格は高くなるでしょう。ほかにも仕立てやサイズ、画題などもあわせて総合的に評価されます。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 大隈言道本人の作品かどうか(サインや落款が確認できるか、いつの時代の作品であるか)
  • 欠けなどがなく保存状態は良好か(補修せずにそのままお持ちください)
  • 市場価値はあるか(有名作家の作品なら多少劣化していても高値が付きます)
  • 掛け軸の素材の質、種類
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)

6.大隈 言道の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

大隈言道の掛け軸作品はネットオークションで、真贋不確かなものでも数千円程度から数万円で取引されています。真作を保証するものであれば、例えば『大隈言道 直筆』という作品で布表装寸縦約127cm×横約50cm、本紙寸縦約34cm×横約48cm、「紙本肉筆」、「真作保証」、作品状態は「昔表装された時に裏から沢山の鎹で補紙」とするものが、30,000円で落札されています。

7.大隈 言道の掛け軸作品の買取についてのまとめ

大隈言道は独自の歌風を築いた江戸時代後期の歌人で、漢学にも造詣が深い作家でした。大隈言道の掛け軸作品は真作であれば数万円から取引きされているため、作品を所有されている方は是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。