大国 隆正(おおくに たかまさ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.大国 隆正の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

大国隆正は、幕末から明治維新期に活躍した国学者、神道家です。津和野藩士今井家に生まれで、家が没してからは大阪や京都で本教本学を教えました。1862年(文久2年)に石見国に大国主の古跡をみつけて神社を復興し、姓を「大国」に改姓しました。大国隆正の掛け軸は市場に出回っている数が少ないため、真作であれば高値が期待できます。

このページの目次

2.掛け軸作家「大国 隆正」についての概要

大国隆正の著作としては、皇朝学、神代の古事、五十音図に関する諸書の研究として『古伝通解』、『矮屋一家言』を著しています。また家が没し、単身大阪へ赴いた際に綴った日記を『歌日記』として残しました。ペリー来航時に儒者らが主張する「海防論」に対して『文武虚実論』を著し、自らの尊王攘夷論を展開しました。

3.掛け軸作家「大国 隆正」の生い立ちや歴史

大国隆正は1793年(寛政4年)に津和野藩士だった今井秀馨の子として江戸藩邸に生まれました。1805年(文化3年)、平田篤胤の門下となり国学を学び、昌平坂学問所では古賀精里に儒学を習います。さらには長島藩主増山正賢に絵画を、菊池五山には詩を学びました。藩邸に戻ると、本居宣長の門人だった村田春門に師事して国学、音韻学を学びます。1818年(文化14年)に家督を相続し、1818年(文政元年)に長崎へ遊学すると吉尾権之助に蘭学、梵学、中国書法を修学します。その後文人墨客との交友を絶ち、皇朝学、神代の古事、五十音図に関する諸書の研究に専念することを決意します。父の死後今井家が没落し、単身京都や摂津で、自らの学問を「本教本学」と称して講じるようになり、京都の報本学会で教授となりました。維新後は復古神道を唱え、廃仏毀釈の口火を切ったといわれています。

4.大国 隆正の掛け軸作品の代表作一覧

  • 古伝通解
  • 文武虚実論
  • 本学挙要

5.大国 隆正の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

大国隆正の真作を保証するものが付いていると査定価格は高くなるでしょう。ほかにも仕立てやサイズ、画題などもあわせて総合的に評価されます。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 大国隆正本人の作品かどうか(サインや落款が確認できるか、いつの時代の作品であるか)
  • 欠けなどがなく保存状態は良好か(補修せずにそのままお持ちください)
  • 市場価値はあるか(有名作家の作品なら多少劣化していても高値が付きます)
  • 掛け軸の素材の質、種類
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)

6.大国 隆正の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

大国隆正の掛け軸作品はネットオークションで、真贋不確かなものでも数千円程度から数万円で取引されています。真作を保証するものであれば、例えば『大国隆正 四字墨蹟』という作品は、全体寸縦約113cm×横約86cm、本紙寸縦約83cm×横約19cm、「紙本肉筆」、「真作保証」、作品状態は時代経年による多少の劣化ありで、付属品有の品物が、36,000円で落札されています。

7.大国 隆正の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

大国隆正は国学、儒学、蘭学、梵学を一通り学び、独自の国学ともいえる「本教本学」を講じて復古神道を唱えた人物でした。大国隆正の作品を所有されている方は、是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。