大野 百錬(おおの ひゃくれん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.大野 百錬の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

大野百錬は、1864年(元治元年)に大垣藩士の家柄に生まれた漢詩人、書家です。14歳の頃から助教として教育現場に従事し、55歳まで教壇に立ち漢詩や書道を教えました。以後は書道家としての活動を精力的に行い、書道界に大きな影響を与えた作家です。大野百錬は著名な作家のため、真作であれば高値が期待できるでしょう。

このページの目次

2.掛け軸作家「大野 百錬」についての概要

大野百錬は書家とての作品は、当時並ぶもの無しと評された書道会のリーダー的存在でした。帝国書道院の設立、大日本畫道作振会を設立などの功績や、日本を代表して中国視察に出かけ、「日満支親善書道展」で審査員を務めました。仮名書が堪能で、門人には後に文化功労者を受賞した日比野五鳳などがおり、書道会に多大な影響を与えました。

3.掛け軸作家「大野 百錬」の生い立ちや歴史

大野百錬は1864年に大垣藩(現在の岐阜県)に生まれました。1877年(明治10年)に儒学者の野村籐陰に師事し漢学を習い、漢詩を菱田海鷗、英語を前田元敏に学びました。14歳で大垣小学校の助教を務め、20歳になると岐阜県尋常師範学校や、大垣尋常中学校で漢文と書道の教師になりました。以後24間にわたり郷土の教育に尽力します。漢詩人、木蘇岐山と称して毎日詩壇(大阪毎日)で活躍し、1919年(大正8年)に大垣中学を退職してからは、書家として活躍しました。

4.大野 百錬の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

高額となる条件としては、大野 百錬の真作であるといえるかどうかが重要です。その他では、シミ、シワ、折れなどはないか、印や落款があるか、箱の有無は、作品のサイズはどれくらいかといったことによっても査定結果は変動します。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 市場価値はあるか(有名作家の作品なら多少劣化していても高値が付きます)
  • 大野百錬本人の作品かどうか(サインや落款が確認できるか、いつの時代の作品であるか)
  • 欠けなどがなく保存状態は良好か(補修せずにそのままお持ちください)
  • 掛け軸の付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 素材の質、種類

5.大野 百錬の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

大野百錬の掛け軸作品はネットオークションで、真贋不確かなものでも数千円程度から数万円で取引されています。模写作品でも例えば『江稼圃 江芸閣』書作品では全体寸縦約202cm×横約65.5cm、本紙寸縦約134.5cm×横約51.5cm、「紙本肉品」、「軸先が木」、作品状態は「本紙にシミ有り」、付属品として「極め箱」とするものが、16,250円で落札されています。

6.大野 百錬の掛け軸作品の買取についてのまとめ

大野百錬は14歳から55歳まで教育の現場に立ち、教職を離れてからは書道界で後進の指導にあたり多くの書道家を輩出しました。大野百錬の掛け軸作品はネットークオークションでも確認することができ、真作であれば高値が期待できます。作品を所有されている方は是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。