大谷 光勝(おおたに こうしょう)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!

1.大谷 光勝の作品を売りたいお客様へ

大谷光勝は、江戸時代の後期に京都で生まれた浄土真宗の僧です。明治時代に真宗大谷派21代の法主を継承しました。幕末には消失した阿弥陀堂、御影堂の再建にし、明治維新後は北海道での布教活動や、上海や釜山など海外への布教に尽力しました。大谷光勝肉筆の掛軸は、模写でも状態が良ければ一定の査定額が期待できます。

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2.大谷 光勝についての解説

大谷光勝の掛軸は、浄土真宗の法主として研鑽された肉筆の書が特徴です。大谷光勝が僧として過ごした時期は、幕末期から明治期に変わる劇動の時代でした。江戸幕府と親密だった東本願寺は、大谷光勝を中心に明治政府との関係改善を図り、その後東北への順教や北海道へ開教などに貢献しています。激動の時代を見つめきた大谷光勝の書は、浄土真宗の教えを後世に伝える作品です。

3.大谷 光勝の歴史

大谷光勝は1817年に浄土真宗東本願寺第20世の次男として京都に生まれました。1846年には第二十一代法主を継承し、1868年(明治元年)には明治政府との関係改善に尽力しました。政府の北海道開拓事業を請け負い、浄土真宗の開教活動に邁進、1879には焼失していた東本願寺の両堂宇の再建の着工を発表しました。1889年に法主を譲るまでの法在職期間は43年を数え、大谷光勝肉筆の作品が数多く現存しています。

4.大谷 光勝の作品の買取査定ポイント

高額となる条件としては、大谷光勝の真作であるといえるかどうかが重要です。その他では、シミ、シワ、折れなどはないか、印や落款があるか、箱の有無は、作品のサイズはどれくらいかといったことによっても査定結果は変動します。

代表的な査定ポイント
  • 大谷光勝本人の作かどうか(鑑定書などがあるか)
  • 作者の署名(銘)はあるか
  • 保存状態は良好か(キズや欠けはないか)
  • 素材は何でできているか
  • 付属品はあるか(箱などはあるか)

5.大谷 光勝の作品の取引相場価格

大谷光勝の掛け軸などの作品は、ネットオークションなどでは模写などの真贋不確かなものでも数千円~数万円程度で取引されています。模写で作品名不明のものですが、額寸縦約49cm×横約18.5cm、画寸縦約19cm×横約10cm、作品状態は本紙、表具にイタミ、シミ、折れ有りのものが49,500円で落札されています。

6.大谷 光勝の作品の買取についてのまとめ

大谷光勝の掛け軸は、激動の時代を生きた作者の思想、人間性が反映されており、志の高い精神性を作品を通して伺い知ることができます。大谷光勝の作品で、保存状態が良ければ高値が期待できるため、所有されている作品があれば是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。