仇 英(きゅう えい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.仇 英の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

仇英は中国の画家です。仕女画(美人画)と界画の名手として名を馴せ、明時代の四大家の一人に数えられています。また、山水画にも秀でており、細密で気高い筆運びを得意としていました。仇英は江南地域の収蔵家たちとの交遊を通して宋元時代の作品を幅広く学ぶ機会に恵まれ、臨模で会得した古代の技法を融合させて新しい画風を生み出しました。着色画であれ白描画であれ細部までこだわることで生き生きとした描写を可能にしました。

このページの目次

2.掛け軸作家「仇 英」についての概要

仇英(1949年〜1552年)は江蘇太倉の人です。早くから彩色画を志し、周臣(しゅうしん)に師事して絵画を習いました。構図や配置だけでなく皴法を用いた山石の筆法などいずれにも周臣の影響が見て取れます。精緻な筆墨技巧に加え、力強さと精妙な色遣いなど師を越える出来映えをみせ後世に大きな影響を与えました。

3.掛け軸作家「仇 英」の生い立ちや歴史

中国美術史上の名画との呼び名も高い『仙山楼閣図』を制作したのは仇英が57歳のときです。仇英の几帳面さを如実に示す作品で、一筆たりともゆるがせにしない筆力で描かれています。とくに松の樹々の様子など絹糸のような繊細な画法は目を見張るものがあります。作品の上方には情景の幽遠さを謳いあげる陸師道の『仙山賦』小楷書があり、味わいをいっそう深みのあるものにしています。

4.仇 英の掛け軸作品の代表作一覧

  • 四時宮楽図
  • 仙山楼閣図
  • 松亭試泉
  • 秋江待渡
  • 水仙蝋梅(1547年)

5.仇 英の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

掛け軸の買取は、鑑定が難しいため知識や情報がないと損をしてしまう可能性があります。仇英の作品も例外ではありません。まちがいなく仇英の作品であることが証明できると高い買取が期待できます。さらに、ギズやしみがない状態であればプラス査定が期待できるでしょう。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名・落款(らっかん)があるか
  • 希少な作品であるか(欲しがる人が多いほど買取価格はあがります)
  • 素材の質、種類
  • 傷み具合はどうか(保存状態が良好であれば評価額が高くなります)
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)

6.仇 英の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

東京で行われた2014年秋のオークションで、仇英の『松下人物図』が6億9,000万円という高額で落札されました。この作品は日本画家の水田竹圃が収蔵していたもので、伝来がはっきりしていたことから価値が高く評価されました。

7.仇 英の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

非常に丁寧な筆致が魅力の仇英。美しく品のある着色で優美な印象を与える仇英の掛け軸は人気があります。状態やモチーフによりますが、もし仇英肉筆の真作なら数十万円~数百万の値が付く可能性があります。

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