頼 杏坪(らい きょうへい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.頼 杏坪の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

頼杏坪は江戸時代に活躍した儒学者です。兄の春水、次兄の春風とともに「頼三兄弟」と呼ばれ、優れた著作を残しています。70歳を過ぎても藩政に尽力しました。頼杏坪は著名な儒者の為、掛け軸が真作であれば高値が期待できるでしょう。

このページの目次

2.掛け軸作家「頼 杏坪」についての概要

頼杏坪は兄の春水、次兄の春風とともに頼三兄弟と称され、文才に恵まれた儒者でした。兄弟は多くの優れた漢詩を残しており、質の高い共通点を持ち合わせています。また各々の個性をそれぞれの分野で発揮し、後世に名を残しました。杏坪は、地方行政官として50代半ばを過ぎてもなお、三次町奉行や郡代官などの任に加わり藩政に尽力しました。頼杏坪は、『芸藩通志』や『芸備孝義伝』の藩史編纂を手掛けたほか、『原古編』などの著作で知られています。

3.掛け軸作家「頼 杏坪」の生い立ちや歴史

頼杏坪は1756年(宝暦6年)に広島県の竹原で5人兄弟の四男として生まれました。次男と五男は早世し、長男の頼春水、次兄の頼春風とともに成長します。25歳のときに大阪で儒学を学び、その後春水と江戸に出て服部栗斎に師事します。30歳で広島藩学問所(現在の修道中学校、修道高等学校)の儒官に就き、1785年(天明5年)には広島藩主の子息だった浅野斉賢の教育係となります。1813年(文化10年)に58歳で三次郡、恵蘇郡の代官に就くと、備後国の4郡の代官を歴任します。以後も藩政に携わり、75歳頃に退任するまで職務を全うしました。

4.頼 杏坪の掛け軸作品の代表作一覧

  • 原古編
  • 春草堂詩鈔

5.頼 杏坪の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

頼杏坪の真作を保証するものが付いていると査定価格は高くなるでしょう。ほかにも仕立てやサイズ、画題などもあわせて総合的に評価されます。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 頼杏坪本人の作品かどうか(サインや落款が確認できるか、いつの時代の作品であるか)
  • 欠けなどがなく保存状態は良好か(補修せずにそのままお持ちください)
  • 市場価値はあるか(有名作家の作品なら多少劣化していても高値が付きます)
  • 掛け軸の素材の質、種類
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)

6.頼 杏坪の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

頼杏坪の掛け軸作品はネットオークションで、真贋不確かなものでも数千円程度から数万円で取引されています。模写作品でも例えば頼春水、頼山陽と合作の『三幅対 掛け軸』という作品では、軸額寸縦約199cm×横約42.1cm、画寸縦約131.5cm×横約30.1cm、「紙本肉筆書」、作品状態は「シミ、ヨゴレ、ヤケ、小オレ、剥落、虫食い等があり」とするものが、47,611円で落札されています。

7.頼 杏坪の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

頼杏坪は兄弟の春水、春風とともに文才に恵まれ、それぞれの分野で功績を残し「頼三兄弟」と評されました。頼杏坪の掛け軸は真作であれば数万円で取引されているため、作品を所有されている方は真贋確認も兼ねて是非一度査定を検討してみてはいかがでしょうか。