頼 春水(らい しゅんすい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.頼 春水の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

頼春水は、1746年〜1816年に活躍した儒学者、詩人です。安芸(広島県竹原市)に生まれ、幼少の頃より学問に勤しみ、「混沌詩社」盟主の片山北海に師事しました。大阪で才覚を発揮し、後に広島藩で儒官となり、藩の学問所において朱子学を教育の中心とするために尽力しました。

このページの目次

2.頼 春水の掛け軸作品についての概要

頼春水は朱子学を講究した儒学者、詩人でしたが、生前に一冊の著書も残しませんでした。逝去から13年後の1828年(文政11年)に山陽によって頼春水の遺稿が編集され、『春水遺稿』が刊行されました。頼春水の漢詩を年代順に掲載しているほか、当時の交友記録を伝える『在津紀事』や『師友志』も収められており、大阪で活躍した文人の人間関係を垣間見ることができる作品として知られています。

3.頼 春水の掛け軸作品の歴史や情報

頼春水は、1746年(延享3年)現在の広島県竹原市に生まれました。幼少の頃より京坂の学者塩谷鳳洲や平賀中南に就いて学問に励み、19歳のときに経学・詩文を学ぶために片山北海を師事し、同じ頃に趙陶斎に就き、書と篆刻も学んでいます。師の北海を盟主とする「混沌詩社」に参加し、詩豪と呼ばれるほどに才能が開花しました。1773年(安永2年)に大阪で私塾の青山社を開き、1781年(安永10年)には広島藩で儒官となりました。1785年(天明5年)に朱子学で藩の学制を統一、後に朱子学を幕府正学にするために尽力しました。

4.頼 春水の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

掛け軸の買取は、鑑定が難しいため知識や情報がないと損をしてしまう可能性があります。頼春水の作品も例外ではありません。頼春水の作品であると証明できることや、傷やしみがない状態であればプラス査定が期待できるでしょう。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 軸や画の素材は何でできているか
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 頼春水本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)

5.頼 春水の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

真作を保証されている『藤花』という作品で、サイズは額寸縦約141cm×横約69.5cm、画寸縦約28.5cm×横約61cm、作品状態は「時代感、ヤケ、シミ、汚れあり」とするものが、11,000円で落札されています。

6.頼 春水の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

当時の大坂で泊園書院や梅花社、懐徳堂に並ぶ有数の学問所として位置づけられていた「混沌詩社」に参加した頼春水は、詩豪とまで呼ばれているほどに才能ある人物でした。頼春水の作品を所有している方は、真作であれば高値がつく可能性があるため、是非一度査定されることをお勧めします。