酒井 道一(さかい どういつ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.酒井 道一の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

酒井 道一は、1846年(弘化2年)に東京で生まれた明治時代の画家です。酒井抱一の弟子だった鈴木其一を師事し画法を学び、後に江戸琳派の祖と謳われた酒井抱一(ほういつ)の工房の正当な後継者となります。明治維新後は、日本美術協会や帝国絵画協会の会員となり多くの作品を出品し、活躍しました。

このページの目次

2.酒井 道一の掛け軸作品についての概要

酒井道一は、初代雨華庵の酒井抱一の後継者として雨華庵四世を名乗りました。大胆な構成と明快な色彩の作品が多く、京都の細見美術館に所蔵されている『月に薄図』という作品では、空に低くかかる大きな月は、奈良時代の『万葉集』に詠まれた「武蔵野」をイメージしたといわれています。これは江戸時代初期の武蔵野図屏風に連なる図様と評されています。

3.酒井 道一の掛け軸作品の歴史や情報

酒井道一は1846年(弘化2年)に、日本画家の山本素堂の次男として東京で生まれます。本名は山本箕之助、号または通称として道一と称しました。幼少の頃より、父の素堂や鈴木其一(きいつ)に付いて、琳派の画法を学びます。その後、江戸琳派の祖といわれる酒井抱一の画風に傾倒していきます。抱一は、製作工房である「雨華庵」を確立し、自らの様式を確立した作家でした。道一は雨華庵3世の酒井鶯一の娘との血行を機に、養子となり雨華庵4世を継ぐことになります。明治維新以降は、次々と作品を発表し、活躍しました。

4.酒井 道一の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

由来や書付など、酒井道一の真作だということを裏付けるものがあれば査定価格は高くなるでしょう。また状態や仕立て、画題など、総合的な判断での査定となります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 酒井道一の署名(銘)があるか
  • 酒井道一本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 軸や画の素材は何でできているか
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

5.酒井 道一の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

酒井道一の掛け軸などの作品はネットオークションなどでは真贋不確かなものでも数千円程度から取引されています。模写作品の『紅葉に鹿図』という作品で、サイズは全体寸縦約201cm×横約55cm、本紙寸縦約113cm×横約41cm、「軸先が骨」とするものが、5,650円で落札されています。

6.酒井 道一の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

酒井道一は、正当な雨華庵4世の後継者として、明治維新以降はシカゴ万国博覧会や内国勧業博覧会、絵画共進会などに次々と作品を出品し活躍しました。道一の掛け軸を所有している方は、真贋確認も兼ねて、是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。