佐野 五風（さの　ごふう）の作品を高価買取！掛け軸の査定ポイントを徹底解説！

1.佐野 五風の作品を売りたいお客様へ

日本画の世界にはいくつかの画派があります。その中でも主要な派閥の一つに四条派があります。この四条派の日本画家として活躍したのが、今回紹介する佐野五風です。ここでは佐野五風の作風や人物像について詳しく見ていきます。

2.佐野 五風についての解説

佐野五風の作品を見てみると、円山・四条派の伝統を受け継いだ画風のものが多いです。円山応挙という江戸中期から京都で有名になった画家をルーツとする円山派と、呉春がルーツの四条派を合わせた画派をさします。彼は特に花鳥や風景を描くのが巧妙だったと評価されています。京都画壇の伝統を受け継いでいて、酒脱なテイストの作品に定評がありました。

3.佐野 五風の歴史

1886年に京都で生まれた佐野五風は、京都市立美術工芸学校で絵の基本的なテクニックを学びます。その後、竹内栖鳳に弟子入りして、ここで円山・四条派の画風の研鑽に努めました。文展では第1回から連続受賞します。その後始まった帝展でも入選や推薦を重ねていき、その名声を高めました。両者合わせて入選は実に11回を数えます。1930年の第11回の帝展の推薦を受け、無鑑査資格を獲得しました。1974年、87歳の時に亡くなりました。

4.佐野 五風の代表作

• 『富嶽』

5.佐野 五風の作品の買取査定ポイント

日本画の査定ポイントとして、まず作家の知名度が重視されます。有名か無名かによって買取価格は大きく変わります。佐野五風の場合、文展や帝展で何度も入選した実績があるので、知名度は高いです。ほかには付属品の有無もチェックされます。購入時についてきた箱や袋、書類、冊子などが残っていると買取額はアップします。保存状態もポイントの一つで、傷やシミのないものの方が好まれます。

代表的な査定ポイント

• 作家の知名度
• 付属品の有無
• 保存状態

6.佐野 五風の作品の取引相場価格

佐野五風の作品はネットオークションなどでも頻繁に取引されています。掛け軸が中心ですが、本物であれば数万円程度の値が付くでしょう。過去の売買実績を見ると、10.000円台から高ければ80.000円程度の値が付きます。塔の図という中国の風景を描いた作品があります。本紙サイズが130×35.7cmの昭和7年に制作された作品ですが、80.000円で取引されています。山百合に蝶図という軸丈132×61cmの掛け軸も30.000円で売却されたことがありました。

7.佐野 五風の作品の買取についてのまとめ

京都の画壇で活躍した佐野五風の作品は本物であれば、数万円程度の値がつく可能性は大いにあります。もし自宅で眠っていて不要であれば、一度買取業者の査定を受けてみるといいでしょう。高値で売却できるかもしれないからです。