佐藤 勝彦(さとう かつひこ)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!

1.佐藤 勝彦の作品を売りたいお客様へ

佐藤勝彦は、昭和・平成期に生きた孤高のアーティストです。生命の喜びを豪放な「書」と「画」で​​表現し、独自の世界観に根ざした作品を数多く残しました。ファンも多く、高価買取が期待できる作家です。

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2.佐藤 勝彦についての解説

佐藤勝彦(1940年~2017年)の画の特徴は朱色を多用し、紙に多くの余白を残さない点にあります。モチーフには富士山と仏像を好み、他にはない個性的な作品を生み出しました。陶磁器や骨董品の蒐集家としても知られた人です。

3.佐藤 勝彦の歴史

佐藤勝彦は昭和15(1940)年、 旧満州大連で生まれました。7歳で生家の岡山県賀陽町(現・吉備中央町)に引き揚げ、のち鳥取大学学芸学部に進学。在学中重度の結核を患いますが闘病の末快癒し、以来プラス思考に転じたとされます。昭和43年、中川一政の作品展に影響を受け創作活動を開始。のち辻村史朗に刺激され作陶も手がけました。西ドイツ・パリ・台北・ニューヨーク等、国内外で個展を開催すること2000回超。また酒のラベル、菓子・食品のパッケージ、書籍装丁、CDジャケットなども多数手がけています。第79回箱根駅伝では公式ポスターを制作しました。平成29年没、77歳でした。

4.佐藤 勝彦の代表作

  • 不二山
  • 不動

5.佐藤 勝彦の作品の買取査定ポイント

多才であった佐藤勝彦は、画のほかに書、陶芸など様々な作品を遺しています。一番の査定ポイントは作品の真贋となりますので、真作を保証する極や書付などがあるとよいでしょう。また作品の内容や状態など、総合的な評価により価格が決定いたします。

代表的な査定ポイント
  • どういったジャンルのものか
  • 佐藤勝彦の署名・落款があるか
  • 傷み具合はどうか(保存状態が良好であれば評価額が高くなります)
  • どのような仕立てか
  • 付属品の欠けはないか
  • 何が描かれているか
  • どのような言葉が添えられているか

6.佐藤 勝彦の作品の取引相場価格

ネットオークションでは、佐藤勝彦の額装作品が165,000円の値が付いた例がありました。『松寿無限 赤絵 松唐子』という作品で、墨彩色の大作60号、サイズは144cm×80cm(額込)、「めでたき松のいのちは無限 天地の慈愛に守られて無事なり」との言葉が添えられていました。

7.佐藤 勝彦の作品の買取についてのまとめ

いずれの画壇にも属さず、我が道を独歩した孤高の画人・佐藤勝彦は、「現代の絵師たち」(NHK教育)や「美に生きる」(テレビ東京系)などテレビ番組でも紹介されています。残念ながら氏は近年この世を去っていますが、今なおその画の評価は高くあります。佐藤勝彦の作品をお持ちでしたら、ぜひ一度査定に出してみてはいかがでしょうか。