佐藤 太清(さとう たいせい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.佐藤 太清の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

京都府福知山出身の日本画家・佐藤太清。その作品は花鳥画と風景画を融合させた独自の花鳥風景画を確立したことで知られています。太清の筆致の特徴としては、うすい彩を何度も重ね上げることで、独自の色彩感や立体感を表す技法です。51年もの間、日展に出品し続けた佐藤太清の掛け軸は素晴らしい値打ちがあるものです。

このページの目次

2.掛け軸作家「佐藤 太清」についての概要

日本画壇の重鎮として戦後の日展を支えたほか、晩年は福知山市佐藤太清賞公募美術展を創設し、後進の育成にも力を注ぎました。1943年『かすみ網』は写生を中心としたストレートな画風でしたが、1966年の日展に出品し絶賛された『風騒』では、花鳥画と風景画をミックスさせた独自の画法・花鳥風景画を確立しました。佐藤太清の作品は『静』を表現しながら、エネルギーを感じさせます。

3.掛け軸作家「佐藤 太清」の生い立ちや歴史

佐藤太清は1913年に京都府福知山市で生まれました。生まれる前に父を亡くし、誕生直後に母親も他界してしまいました。そのため寂しい少年時代を過ごしたと思われます。福知山の自然の中で自分を見つめ、その想いは次第に絵を書くことに向けられました。1931年に上京し、児玉希望の内弟子として入門します。1943年文展にて『かすみ網』が初入選し、日本画家としてのスタートを切ります。1966年日展に出品した『風騒』は全く新しい日本画と絶賛され、文部大臣賞と日本芸術院賞をダブルで受章し注目されました。2004年に91歳でこの世を去りました。

4.佐藤 太清の掛け軸作品の代表作一覧

  • かすみ網(1943年)
  • 風騒(1966年)
  • 朝霧(1978年)

5.佐藤 太清の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

佐藤 太清の買い取りにあたっては、真作であることが重要です。とても人気のある作家なのでリトグラフやアートプリントも取引されています。額装作品が多い中、掛け軸は希少性があります。シミや折れなどが少なく状態がよければ、一定の需要はあります。佐藤太清の作品をお持ちでしたら査定してみてはいかがでしょうか。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 保存状態の良さ
  • 真作であること
  • 本人の落款や印
  • 箱や箱書きがあること

6.佐藤 太清の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

オークションサイトには佐藤太清の額装の日本画が多くみられます。額装の『瑞鶴』という作品では、額寸が縦82.5cm×横67cm、作品が12号で真作保証された品が、96,000円で落札されています。掛け軸作品では『陽春』という作品が、こちらも真作で31,600円で落札されており、サイズは作品寸が縦42.5cm×横51.5cm、軸寸が縦143cm×横72.5cmで、状態は少しシミがある状態になります。掛け軸の作品が市場には少ないので希少価値も高く、高値での取引が見込めます。

7.佐藤 太清の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

日本画の重鎮で花鳥風景画を確立した佐藤太清。不遇な青年時代をものともせず、自然を愛し、真摯に作品政策と向き合った姿や、晩年の後進育成のために力を尽くした生き方は残された作品に息づいています。佐藤太清の掛け軸は、とても品があり「静」を表現しながらも、力強いエネルギーを感じさせます。茶室や床の間に華を添える佐藤太清の掛け軸をお持ちの方は、査定してみてはいかがでしょうか。

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