沢田東江(さわだとうこう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.沢田東江の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

沢田東江は江戸中期の書家、漢学者、儒学者。また洒落本作者としても活動していました。はじめは名を麟、字は景瑞、号は東郊としていましたがのち名を鱗、字を文竜、号を東江と改めました。別号も多くあります。高頤斎に書を学び、中国の魏晋時代の書を規範とすべきことを主張。温雅な書風を確立し、後世に大きな業績を残しました。掛け軸は数千円程度から一万円以上の値段で取引されています。

このページの目次

2.掛け軸作家「沢田東江」についての概要

沢田東江は江戸時代中期から後期のかけて活動した書家、儒者、洒落本の作者です。林鳳谷に儒学を、高頤斎に書を学びのち王羲之等の魏晋南北朝時代の書法を研究し独自の東江流を確立しました。篆刻や洒落本もすぐれた作品を生み出しています。名は鱗、字は文竜、通称は文治郎。著作に『書学筌』『書則』『古今吉原大全』などがあります。

3.掛け軸作家「沢田東江」の生い立ちや歴史

沢田東江は江戸の士族の家に生まれたといわれています。儒学を井上蘭台、林鳳岡に学ぶ一方で、書を高頤斎に学んで、古法帖による書学を実践。高頤斎の死後は荻生徂徠の影響を受け、当時流行していた明風の書ではなく王義之などの魏晋南北朝時代の書を熱心に研究しました。後に東江流という独自の作風を確立。日本書道界に大きな影響を及ぼします。戯作もよくしており『迷処邪正案内』『異素六帖』『古今吉原大全』といった作品を残しました。

4.沢田東江の掛け軸作品の代表作一覧

  • 三行書
  • 玄圃積玉
  • 双幅 書

5.沢田東江の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

沢田東江は後世に多くの影響を与えた書家であり、模写の作品が多くオークション等に出品されている傾向にあります。そのため、沢田東江の肉筆であるかが非常に大きなポイントになります。沢田東江の真筆であることを鑑定書などで証明できれば理想的です。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 沢田東江の真筆であるかどうか(鑑定書などはあるか)
  • 作品の保存状態
  • 作品の大きさ
  • 署名・落款はかけていないか
  • 箱等の付属品はかけていないか

6.沢田東江の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

真贋不明の掛け軸でタテ187cm、ヨコ59.5cmのお品が11,000円で落札された事例があります。保存状態は経年による劣化等がみられる状態でした。また『三行書』(タテ178cm、ヨコ38.8cm)というお品も真贋不明ですが、保存状態が比較的良かったこともあって13,500円の値段がついています。真贋不明のもので10,000円以上の値段がついているので、沢田東江の真筆であればさらに高値がつくと予想できます。

7.沢田東江の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

中国の書を徹底して研究し独自の東江流という書法を確立した沢田東江。後世に大きな影響を与えたこともあり、オークション等では真贋不明のものが多く流通しています。そのため沢田東江の真筆であると査定されれば思わぬ高値がつく可能性は十分にありますので、お手元に沢田東江の掛け軸がある方は査定に出してみてはいかがでしょうか。