関 精拙(せき せいせつ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.関 精拙の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
関精拙は近代の禅僧です。臨済宗天龍寺管長を務めた高僧として弟子の育成に尽力しました。弟子には関牧翁、清水公照など、マスコミにもとりあげられた有名な僧侶もいます。また父が絵師だったためか、芸術にも精通していたとされ、彼の書画や箱書きを加えた作品は市場でも高い評価を得ています。
このページの目次
2.掛け軸作家「関 精拙」についての概要
関精拙は明治から昭和初期にかけての禅僧です。多くの弟子を輩出した名僧であり、また人格者としても知られています。弟子の関牧翁は生前に「私が大事な皿を割ってしまった時、関精拙老師はまず私のけがを心配してくれた」と関精拙の仁徳をうかがわせるエピソードをのこしました。仏僧のたしなみとして書はもちろんのこと絵画にも精通しており、『朱達磨初祖半身像』『伝法仏祖図』といった作品は今も各地の寺で丁重に保存されています。
3.掛け軸作家「関 精拙」の生い立ちや歴史
関精拙は1877年兵庫県で生まれるも、2歳の頃に浜坂町天隣寺に養子としてあずけられました。寺で育った幼子は6歳で出家し、元浄を名乗って修行にあけくれます。寺から寺をわたって順調に禅僧としてのキャリアを積んでいき、1900年天隣寺住職、1922年には修行僧を指導する立場として天龍僧堂師家および天龍寺派管長に就任します。1938年には中国にわたり現地で任務にあたる日本軍人の慰問に従事。翌年に弟子の関牧翁へ「弟子を育てよ」の言葉とともに天龍僧堂師家の座を譲り、1945年68歳で遷化しました。
4.関 精拙の掛け軸作品の代表作一覧
- 朱達磨初祖半身像
- 伝法仏祖図
- 弘源寺毘沙門天像
- 寒山拾得
5.関 精拙の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
優れた弟子を輩出した禅僧でありながら、掛け軸作家として市場で需要が高い人物です。高額査定を狙うならば、関精拙本人の真作であること、保存状態が良好であること、優良な素材で作られていること、といったポイントはおさえておきたいところでしょう。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 表装の軸先から本紙にいたるまでの素材はなにか
- 共箱・共布・栞といった付属品が残っているか
- 関精拙本人の作と保証できるか(鑑定書、箱書きなど)
- 経年による状態の劣化がどの程度進行しているか
- 作者本人の落款や署名があるか
6.関 精拙の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
関精拙は本人の掛け軸はもちろん、箱書きでも高い評価を得ています。本人作ならば、「絹本。状態は良好ですが、シミやシワはご了承下さい。」と説明する、全体206cm×71cm、本紙147cm×56.5cmかつ、真作と断ずる『鬼に金棒』という作品が、101,000円で取引された実績をもちます。箱書きですと、関精拙の極箱が付属された松尾芭蕉の掛け軸とするもので「紙本、軸先木、女郎花画賛、極め箱佛海慧孝、少しイタミ、シミ有ります。」と説明した、全体120cm×55cm、本紙27cm×52cmの作品に89,899円の査定がつきました。
7.関 精拙の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
禅僧として幼少より実直に修行を重ね、弟子の育成にも余念がなかった関精拙。芸術家の素養もあった関精拙の掛け軸には数万円~十数万円の値段がつく場合もありえます。本人作だけでなく、他人の作品に氏が箱書きをくわえた場合でも高額買取が予想されますので、関精拙のいわれがある掛け軸ならば査定に出してみる価値はあるでしょう。
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