仙厓 義梵(せんがい ぎぼん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.仙厓 義梵の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

仙厓義梵は近世中期の禅僧です。禅の精神を絵として表現する禅画をよく描き、寺の客人を中心に人気を集めました。ユーモラスでかわいげあるその画風はいわゆる「ゆるキャラ」とつなげて語られることも多く、現在もファンが多い作家です。

このページの目次

2.掛け軸作家「仙厓 義梵」についての概要

臨済宗の禅僧として、庶民に禅の教えを広めようとつとめました。その一環として描かれた禅画は、一見しただけでは何を伝えたいのかわからないものが大半です。とくに代表作『〇△□図』は紙に「〇」「△」「□」を紙に描いただけ。しかし、確かな技術に裏づけされた筆の妙は見る者を惹きつけ、言葉にできない禅の奥深さに思いをめぐらせる魅力を持っています。昭和初期には「仙厓ブーム」と呼ばれる現象が起きるほどに注目を集め、現在でも彼の作品に癒しを求める人が少なくありません。

3.掛け軸作家「仙厓 義梵」の生い立ちや歴史

仙厓義梵は1750年に美濃国(現在の岐阜県)の農家に生まれました。10歳になると美濃清泰寺に出家。2度の諸国行脚を経て39歳で筑前聖福寺住持になります。50歳も近くなった時分から本格的に絵を学び、1811年の隠居をきっかけに画僧として精力的に活動をはじめます。その洒脱な画風は当時の庶民の心を強くつかみ、仙厓の絵を目当てに寺をおとずれる客が後を絶たたなかったといいます。83歳には絵師引退を宣言するも筆を置くことはできず、亡くなった1837年まで禅画を描き続けました。

4.仙厓 義梵の掛け軸作品の代表作一覧

  • 〇△□図
  • 指月布袋図
  • 豊干・寒山拾得図屏風(1822年)

5.仙厓 義梵の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

当時の庶民人気をそのままに、仙厓義梵の掛け軸は模写真作を問わず高い需要があります。より高額を狙うならば真作が望ましく、証明するための署名や付属品の有無は大切なポイントといえるでしょう。もちろんシミや折れといった状態の欠損がどれだけ少ないかも重要です。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 現在の保存状態はどうか(よくない場合は高温多湿と直射日光を避けて保管すべき)
  • 真作ならば保証する鑑定書または証明書の現存が望ましい
  • 真贋判定に役立つ共箱や共布といった付属品はあるか
  • 仙厓義梵本人の署名がなされているか(本紙に落款や為書があるか)
  • 掛け軸自体の素材の良し悪し(いい作品にはいい表装を施す傾向にある)

6.仙厓 義梵の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

仙厓義梵の掛け軸ならば数万~十数万円が市場での相場です。模写を謳うものならば、全体171cm×41.5cm、本紙88cm×28.5cmで「軸先骨、極め書、淡川康一の極箱、箱破損、イタミ、シミ、折れ有り」とする『日本橋望富岳図』が101,888円で取引された実績があります。真筆ならさらに値段は跳ねあがり、「紙本、自画賛、軸先象牙、状態概ね良好、薄いヤケ、小オレ」と説明する表具185.5cm×32.5cm、本紙97.5cm×28cmの『達磨』には250,000円の高値がつきました。

7.仙厓 義梵の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

禅の精神を絵として人々に広めようとした仙厓義梵の作品からは、現代人の心にもひびく教えがこめられているかのようです。そのためか氏の遷化から200年近く経った今もなお、数十万円で取引されています。お手元の掛け軸にもし、ゆるキャラみたいな絵が描かれていれば、それはとてつもないお宝かもしれません。

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