銭 松嵒(せん しょうがん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.銭 松嵒の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

銭松嵒は、20世紀後半まで活躍した現代中国を代表する著名な画家の一人です。数多く国画を制作し、中国国内だけでなく海外の展覧会にも多数作品が出展されています。色鮮やかで爽快な画風が特徴の山水画は、現代中国の山水画として世界で愛されており、高額での査定も期待できます。

このページの目次

2.掛け軸作家「銭 松嵒」についての概要

銭松嵒は、国内の動乱の時期を経て、新中国では教員として長く教育にも携わる中で、絵画の研究に粛々と取り組みました。そして、ついに山水画の伝統の美を現在の絵に活かした新しい画風を確立させたのです。涼やかな風に吹かれているかのように感じさせる、爽やかで色鮮やかな銭松嵒の作品は、国内外から高評価を得ています。

3.掛け軸作家「銭 松嵒」の生い立ちや歴史

銭松嵒が生まれたのは1899年、江蘇省の出身です。9歳の頃から父に古文、詩、書画の手ほどきを受け、古典から絵画技法を学びました。1918年、江蘇第三師範に就学すると、胡汀鷺に学び自分の腕を磨きます。さらに、西洋画の手法も勉強しました。卒業した後は、蘇州の小学校、中学校で教鞭をとり、1927年からは無錫美術専科学校で美術教育に携わるようになります。美術家協会江蘇分会副主席などを歴任、1957年からは国画創作に集中し、山水画の名品を数多く発表しました。また、作品が世界の様々な展覧会に出展されるほど、人気も呼びました。1985年、享年86歳で逝去しました。

4.銭 松嵒の掛け軸作品の代表作一覧

  • 銭松嵒画集(1979年)
  • 太湖新貌
  • 塞山春光

5.銭 松嵒の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

本人肉筆の作品は高い値で取引されるケースが多いです。さらに、作家の特徴が色濃く現れているものは市場でも比較的好評なため、鮮やかな色彩が残っている保存状態のよいもの、細やかな筆致が鮮明に感じられるものとなると、さらなる高値も期待できます。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 作家の真作であるかどうか(証明書や鑑定書があるとなお良い)
  • どのような素材でできているか
  • 作品サイズ(尺)はどれくらいか
  • サインや落款があるかどうか
  • 保存状態が良いものかどうか(傷やシミなど汚れがないか)
  • 付属品が備わっているか(箱や紐、軸先、軸棒などが残っているか)

6.銭 松嵒の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

真作保証の有無など条件もありますが、保存状態や装丁の有無などによっても査定額は大きく変動しています。また、作者の個性がより明確に表現されている保存状態のよい作品となると、さらに高額での買取可能性も十分あると言えます。山水画で肉筆保証済みの掛け軸では、作品全体サイズが縦200cm、横66cm、落款あり、表装も良いものでされていて、繊細な筆致、淡彩の階調もすばらしい名品だったため、165,000円という高額落札となりました。

7.銭 松嵒の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

銭松嵒の作品は、その作風そのままに中国伝統の山水画に爽やかな風を吹かせ、新たな価値を創造しました。国際的芸術家として今なお賛美を贈られています。市場ニーズが高く、期待以上の値がつくこともある作家ですので、お手元に作品がありましたら、一度査定に出されることをおすすめいたします。

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