柴野 栗山(しばの りつざん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.柴野 栗山の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

柴野栗山は江戸中期の儒学者で尾藤二洲と古賀精里とともに寛政の三博士に数えられています。後藤芝山に師事した後、昌平黌で儒学を学びました。老中・松平定信に抜擢され、寛政異学の禁を建議し昌平黌の教官として主導します。格調高い漢文に定評があり、掛け軸は高額で査定査定される場合があります。ここでは柴野栗山の掛け軸の査定ポイントを実際の取引事例を基にして解説します。

このページの目次

2.掛け軸作家「柴野 栗山」についての概要

柴野栗山は江戸中期の儒学者で、讃岐国(香川県)の生まれです。後藤芝山に儒学を学び、その後江戸に出て昌平坂学問所の教官となりました。阿波徳島藩に仕えた後、老中松平定信に登用されました。寛政異学の禁の建議をはじめ、松平定信の寛政の改革を支えます。後には昌平黌の最高責任者にまでなりました。著書に『栗山文集』『雑字類編』などがあります。

3.掛け軸作家「柴野 栗山」の生い立ちや歴史

柴野栗山は1736年に讃岐国で誕生しました。1748年に高松藩の儒学者後藤芝山に師事し儒学を学びます。1753年からは江戸の昌平黌でさらに学問に打ち込みました。その後高橋図南から国学を学び、1767年に阿波徳島藩に儒学者として仕えます。1787年に、幕府老中松平定信から招聘され、寛政の改革の寛政異学の禁を建議するなど活躍しました。1790年には昌平黌の最高責任者となっています。

4.柴野 栗山の掛け軸作品の代表作一覧

  • 人物図
  • 舟上人物図
  • 神武陵七言律詩

5.柴野 栗山の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

柴野栗山の掛け軸は書のものが多いですが、画があるものは絵師が誰であるかが重要なポイントで、著名な絵師である場合は模写でも高値がつく場合があります。そのほかのポイントとしては保存状態や付属品はそろっているかも挙げられます。また、真筆であれば査定額は高額となる可能性が高まります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 画がある掛け軸の場合、絵師は誰か
  • 良好な保存状態か
  • 付属品(箱書きなど)はあるか
  • 署名や落款はかけていないか
  • 真筆であるか

6.柴野 栗山の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

模写の掛け軸では、谷文晁が画を描いた『舟上人物図』というお品(大きさ233cm×88cm)があります。シミや傷みがあるお品でしたが、114,000円の高値で落札されていました。柴野栗山の真筆のお品では、箱書きがそろっていた『天龍川七言絶句』というお品(大きさ190㎝×47㎝ )は少し汚れがあるものでした。『天龍川七言絶句』は25,000円の値段がついています。このように真筆の書の掛け軸よりも、著名な絵師が画を書いた摸写の方が高値で取引される傾向が強いといえます。

7.柴野栗山の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

江戸後期を代表する儒者であり、寛政の改革に参与した柴野栗山は掛け軸に数万円の値段がつくことも珍しくありません。また、谷文晁と合作した掛け軸には十万円以上の値段がついた事例もありました。柴野栗山の掛け軸がお手元にある場合、ぜひ一度お問い合わせくださいませ。