柴田 義董(しばた ぎとう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.柴田 義董の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
柴田義董は江戸時代後期に活躍した四条派の絵師です。岡山県の生まれですが、若くして父親を無くしてから間も無く上洛。幼少の頃から四条派の始祖、呉春の元で画を学んだ義董は早熟の天才型で、洛中でも「花鳥は景文、山水は豊彦、人物は義董」と高く評価されました。江戸中期を代表する画家の一人として知られています。
このページの目次
2.掛け軸作家「柴田 義董」についての概要
江戸時代中期頃、呉春を祖として派生した日本画界でも大きな派閥「四条派」の画家の1人、柴田義董。呉春の門に入り、若くして頭角を現した義董は岡本豊彦・松村景文と並ぶ高弟であったとされ、その繊細な筆致は当時も抜群のものと評されました。淡く繊細な色調と、精巧な筆致の人物画が特徴で、四条派の礎を築いた画家の一人です。
3.掛け軸作家「柴田 義董」の生い立ちや歴史
柴田義董は1780年、現在の岡山県瀬戸内市邑久地区にあたる、備前国邑久郡尻海字奥谷にて廻船業を営む「奥屋」の次男として生まれました。1783年に父親が没し、義董15歳の頃に上洛。呉春に師事し、幅広い画域を誇った義董は特に人物画に優れ、四条派内でも若くして天才とたたえられました。1819年に40歳で死去しました。
4.柴田 義董の掛け軸作品の代表作一覧
- 蓮台寺障壁画(1809年)
- 群仙図巻(1811年)
- 西園雅集図(1811年)
- 唐人物図屏風
- 猿図
- 山水人物図屏風
5.柴田 義董の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
京都に本拠地を移した義董でしたが、故郷の岡山県でも活躍し、多くの作品を残しました。四条派の祖、呉春から学び、また義董自身も天才として評されていたことから、高額査定が期待できます。本人の作品であること、また保存状態などが査定のポイントとなるでしょう。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 柴田 義董本人の作品であること(証明書や鑑定書があるとなお良いです)
- 掛け軸であれば本紙や表紙の素材は何でできているか
- 保存状態が良好で、オレやシミなどが多くないか
- 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
- 作者の署名・落款(らっかん)があるか
6.柴田 義董の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
柴田義董の作品は、ネットのオークションなどで真贋不確かなものであれば、数千円から取引されています。真作を謳ったものであれば、「月下芦に鴨図」としたもので、サイズは軸丈が縦186㎝、横72㎝です。本紙は絹本で、肉筆の作品です。経年劣化による汚れやしみなどが本紙や表装にみられるほか、色むらや最下部のほつれなども見られます。風帯はありませんが、桐合せの箱はそろっています。と説明されているものに、過去30,000円の値がついています。また、「松村景文・柴田義董合作」の『雛之図』とするもので、サイズは本紙が縦99cm横27cm、総丈が縦184.5cm横38.5cm。本紙には少し折れなどがみられますが、共箱等の付属品は揃っています。と説明されているものに、120,000円の値がついています。
7.柴田 義董の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
江戸時代後期を代表する四条派の天才、柴田義董。人物画に長じた彼は洛中でも高く評価され、その淡い色調と繊細な筆致は四条派内でも随一のものでした。天才的な技巧を誇った義董の作品は今でも高く評価されているため、状態の良いものであれば高額査定となるでしょう。柴田義董の作品をお持ちの方はぜひ一度査定に出されてみることをおすすめします。
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