信太 金昌(しだ きんしょう)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.信太 金昌の作品を売りたいお客様へ

信太金昌は秋田に生まれで、秋田の風景を数多く残した、昭和の日本画家です。令和になって信太金昌を知る人は少なくなりましたが、市場では数百万円の値札がつく人気作家です。地元の美術館他、長野の一部の美術館あるいはギャラリーで、見ることができます。今回は信太金昌の人となりや作品につて、軌跡を追ってみます。

このページの目次

2.信太 金昌についての解説

信太金昌は1920年から2015年まで生きた、近代日本美術を代表する日本画家です。秋田や富山などの自然の風景を得意としています。独特の画風で創画会をはじめ各種美術展に制作発表し、多くの美術賞受賞および文化庁買い上げを受けています。一般のギャラリーでは、数百万円の評価額がつきますが、ヤフーオークションでも数万円で取引される人気作家です。

3.信太 金昌の歴史

信太金昌は、1920年秋田県三種町に生まれました。画家を志して上京し、現在の東京芸大へ進学しました。本格的に日本画を学び、在学中から本領発揮し、43年第6回文展に”干潮”で初入選します。翌年、卒業後も日展他各種美術展に出品し続け、1950年から1953年まで美術賞連続受賞、美術界で注目を集めます。1972年第35回新制作協会展出品作”池苑惜日”で、文化庁買い上げとなりました。1972年に創画会創立にも関わり、以降創画会を中心に各種美術展に出品を続けてました。2015年94歳の人生に幕を下ろします。

4.信太 金昌の代表作

  • 『新雪』
  • 『高級額装用画版』
  • 『追春譜』
  • 『爽日岬』

5.信太 金昌の作品の買取査定ポイント

信太金昌は、大人気作家で高値がつく作家ですから、真作を見分けることが重要です。”金昌”の直筆サインと”昌”1文字の落款が手がかりになります。額の裏に画題付きの共シールが添付されていないか確認してください。落款は”昌”をデザイン化した、変形型なのですぐにわかります。額裏の共シールが不運にも剥がれてしまっていても、サインと落款で確認できます。美品であることは必須です。

代表的な査定ポイント
  • ”金昌”の直筆サイン
  • ”昌”1文字の落款
  • 共シール
  • 真作
  • 美品

6.信太 金昌の作品の取引相場価格

信太金昌のヤフオクでのここ一年以内に出品された作品の取引相場の平均は、およそ15.000円程度です。信太金昌の経歴は決して華やかなものではなく、地味に好きな絵を描き続けながら、ファンを増やしていった印象を受けます。まだ、没後10年程度だとはいえ、知名度が高いわけではないにも関わらず、作品そのものを好んで購入していく人も多いのです。その中でも”雪の十和田湖”は、36,500円で取引されております。サイズが70.5×58.5cmの原画です。少々経年劣化していますが美品です。”秋風景”は12号額絵ですが、3.900円です。サイズは、66×76.5×2.5cmで、経年劣化が目立ちます。

7.信太 金昌の作品の買取についてのまとめ

信太金昌は実力や表現力がすばらしく、難しいことは脇においても、作品が大好きという人は多いです。華やかな経歴はないのですが、純粋に画業に励んだ人生に、惹かれる人も多い作家なので、真作で良品であれば、高額査定を充分狙えます。ぜひ買取査定を検討してみてください。