島崎 雲圃(しまざき うんぽ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.島崎 雲圃の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

島崎 雲圃は、1731年(享保16年)に滋賀県で生まれ、江戸中期〜後期に活躍した絵師です。名は輔吉、蝦蟇窟と号し、家業を継ぐ際には三代目利兵衛と称しました。鮎図を得意としており、人物画には没骨(もっこつ)法という技法を取り入れるため努力を重ねました。現存している作品は文化財に指定されているものもあり、歴史価値が認められています。

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2.島崎 雲圃の掛け軸作品についての概要

島崎雲圃は、商人の傍ら絵を好み、鮎図などを得意としていました。1789年(寛政元年)に描かれた『鮎魚遡漲水之図』は、栃木県指定文化財に認定されています。島崎雲圃の技法で最も取り上げるられるのは、没骨(もっこつ)法です。輪郭線を描かず、水墨や彩色によって制作する画法で、雲圃はこれを人物画に応用するために研鑽を積んだと伝えられています。

3.島崎 雲圃の掛け軸作品の歴史や情報

島崎雲圃は、1731年(享保16年)に近江国日野(現在の滋賀県蒲生郡日野町)で生まれました。島崎家は酒造業を代々営んでおり、当主は「利兵衛」の名を継承していました。島崎雲圃は三代目利兵衛として、家業を継ぎ当主となります。高田敬輔に師事し、商人でありながら絵画に才覚を発揮します。雲圃の作品は茂木(現在の栃木県芳賀郡茂木町)島﨑家を中心に、滋賀県内でもよく伝えられています。絵画のほかに、刀剣にも造詣が深く、刀の鑑定を好んで行っていたと伝えられています。

4.島崎 雲圃の掛け軸作品の代表作一覧

  • 高田敬輔像(1780年)
  • 鮎魚遡漲水之図(1789年)
  • 富嶽図(1790年)
  • 鯉図(1801年)
  • 布袋図(1803年)

5.島崎 雲圃の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

由来や書付など、島崎雲圃の真作だということを裏付けるものがあれば査定価格は高くなるでしょう。また状態や仕立て、画題など、総合的な判断での査定となります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 島崎雲圃の署名(銘)があるか
  • 島崎雲圃本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 軸や画の素材は何でできているか
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

6.島崎 雲圃の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

島崎雲圃の掛け軸などの作品はネットオークションなどでは真贋不確かなものでも数千円程度から取引されています。真贋不確かなものでも、例えば『梅図』という作品では サイズは本紙寸縦約136.3cm×横約34.8cm、作品状態は「軽い傷みがあり」とするものが、1,000円で落札されています。

7.島崎 雲圃の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

島崎雲圃は商人でありながら絵画を学び、絵師として江戸中期から後期に活躍しました。雲圃の掛け軸はネットークションでの取引数が少なく、真作であれば歴史的価値が認められる可能性があり、高値が付く可能性があります。雲圃の掛け軸を所有されている方は、是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。