清水 公照(しみず こうしょう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.清水 公照の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

清水公照は近現代の仏僧でありながら、文人画や陶芸に造詣が深い芸術家でもあります。仏像にもかかわらず、どこか愛らしい『どろ仏』に代表されるユニークな作風を持ち味としており、掛け軸でもその独特な「味」で人気を博している作家です。

このページの目次

2.掛け軸作家「清水 公照」についての概要

清水公照は昭和から平成前期を通じて活動した華厳宗の僧です。本名を清水睦治、号は自身の作品と同じ泥仏庵といいます。奈良東大寺の長老をつとめた高僧でありながら「煩悩のない人間などいない」と悟りに懐疑的な態度をとり、「あるがままでええやないか」の言葉とともに何気ない日常にひそむ仏の教えを説き続けました。

3.掛け軸作家「清水 公照」の生い立ちや歴史

1911年兵庫に生まれた清水公照は16歳で東大寺に入寺します。臨済宗天龍寺で禅を修行したのち、戦争をはさんで1946年宝厳院住職、75年東大寺別当に就任します。別当在任中には東大寺大仏殿修復の総指揮をとり、1980年に完成。僧侶人生最大の大仕事を成し遂げ、翌年には東大寺長老の地位につきました。このように仏僧として活動しながら、芸術家としても文人画から焼き物まで、分野をまたいで多くの作品を世に送り出しました。文人画については『文人画12カ月』『文人画の技法』など、著作も出版されています。

4.清水 公照の掛け軸作品の代表作一覧

  • 二菩薩釈迦十大弟子(1954年)
  • 修二会絵日記(1968年)
  • どろ仏

5.清水 公照の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

真作だと確認できるか、付属品は揃っているか、保存状態は良好か、などポイントが押さえられていれば高額査定が期待できます。また、清水公照が依頼されて箱書きを加えた作品も存在しており、そちらについても高値で取引された実績があります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 保存状態の良し悪し(表装に傷・汚れ・カケ、本紙にシワ・色剥げ・反り・日焼け、など)
  • 付属品、とくに共箱の有無やその造り(桐箱や二重箱は査定額が上がる場合あり)
  • 優良な素材で作成されているか(たとえば軸先が象牙かプラスチックかで査定額は変動する)
  • 署名の有無(作品自体にない場合も、付属品にサインされている可能性あり)
  • 本人が書いた真作か他人の模写作品か(証明書か鑑定書があればスムーズに判断可能)

6.清水 公照の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

紛れもなく清水公照の真作とするものならば、「紙本、真作、共箱、状態は良好ですが、薄いシミはご了承下さい」と状態を明記し、全体117cm×60.5cm、作品32cm×57.5cmとした『天下泰安・・・』に68,001円の高値がつきました。清水公照の箱書きが付属した作品ですと「紙本、箱入、本紙虫穴、修復痕」とする肉筆を保証した『藤原時代大般若経一紙』(総丈119.5cm、本紙24cm×52.5cm)が200,265円で売買が成立しました。

7.清水 公照の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

修行の末にこの世のあるがままに受け入れる境地へいたった清水公照。作品にもその想いが込められているのか、人々をとらえて離さない魅力があります。そのため今でも高い人気をほこり、掛け軸ならば数万円~数十万円の高額査定が狙えます。お手元に清水公照の掛け軸がありましたら査定を考えてみてはいかがでしょうか。

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