真道 黎明(しんどう れいめい)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.真道 黎明の作品を売りたいお客様へ

西洋画法を取り入れた画風で、日本画会に新風を巻き込んだ真道黎明は、2019年現在でも、多くの愛好家たちの間で人気を集めています。現代の若い世代では知名度が低いというものの、作品によっては買取で20万円前後の評価がつく高額作家です。今回は、真道黎明について、画家としての軌跡を追います。

このページの目次

2.真道 黎明についての解説

真道黎明は、本名を重彦といい、熊本県宇土市の出身です。小学校卒業後、東京の名門中学校で英才教育を受けますが、画家を志し18歳のときに日本美術院で日本画を学びます。すぐに才能を開花させ、20歳で院展初入選、24歳で院展同人に推挙されるなど、若く新鮮な才能に周囲の期待が集まります。横山大観や安田靫彦、小林古径あるいは堅山南風といった時代の先駆者らに師事し、期待に応えるように意欲的に発表を続けた結果、78歳のとき、文部大臣賞を受賞しています。真道黎明のすごさは、活躍の場を臆することなく世界に広げたことです。

3.真道 黎明の歴史

真道黎明は、1897年熊本宇土市に生まれ、14歳で名門日本学園に進学します。画家を目指して洋画を学び始めますが、1915年(18歳)に日本画に転向し日本美術院に参加します。堅山南風や横山大観、安田靫彦あるいは小林古径らといった大家に師事し、17年(20歳)に早々と本領を発揮、第4回院展で初入選を果たします。1921年に、24歳の若さで日本美術院のホープとして、同人に推挙されます。以降院展を中心に活動を続け、1975年に、78歳で内閣総理大臣賞を受賞しました。その間世界各地で個展を開催し、注目を集めました。

4.真道 黎明の代表作

  • 『瑞鶴』
  • 『花』
  • 『双鶴』

5.真道 黎明の作品の買取査定ポイント

真道黎明は、美術的価値が大変高く、買取市場でも高額評価される作家なので、真作を見分けることが重要になってきます。基本的に”黎明”の直筆サインと落款を見つけることが大事ですが、たまに共シールが作品に挿入されていないケースがあります。そのときは共箱や額裏を確認してみてください。そこにも共シールがないとなると、専門家による鑑定が必要になってきます。模写やリトグラフには一切共シールがない場合もあります。高額査定に共シールはとても重要です。

代表的な査定ポイント
  • ”黎明”の直筆サイン
  • 落款
  • 共シール
  • 真作

6.真道 黎明の作品の取引相場価格

真道黎明作品は、静かで落ち着いた世界観が多くの日本人に好まれ、高額査定につながっている作家です。ヤフオクを見ると、年間での平均は15,000円以上です。”二曲一双屏風 ”は屏風2枚セットで180.000円の取引額でした。金地に映える花鳥山水画で、1枚につき170.5×168cmの超大作です。大迫力で豪華絢爛です。外枠に多少傷があり裏側も汚れていますが、作品は美品です。”鉢桃図”は掛け軸ですが、33.500円です。絹本淡彩の太巻き、156×73cmの大きさです。良品です。真道黎明は水彩画も描いていて、1.300円での取引です。額裏に経年劣化が目立ちます。サイズは59×73×4cmです。

7.真道 黎明の作品の買取についてのまとめ

真道黎明は、掛け軸を多く残した作家なので、現在の住環境を考えると、ユーザーが限定されそうですが、料亭や旅館のように和室を多く使う人達の間では、充分ニーズがあります。建て替えなどで不要になった掛け軸や屏風があるのでしたら、ぜひ買取を利用してみたらいかがでしょうか。