塩川 文麟(しおかわ ぶんりん)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.塩川 文麟作品を売りたいお客様へ

塩川文麟は、江戸末期〜明治時代初期に活躍した、日本画家です。彼の画域は非常に広く、四条派の技法、中国の山水画、西洋の画風、文人画の精神性、花鳥画など、様々な画を描いてきました。また、如雲社を結成するなど、京都画壇における指導者となり、後進の教育にも熱心だったようです。幸野楳嶺などの優秀な人物を彼の門下から輩出してきました。

このページの目次

2.塩川 文麟についての解説

塩川文麟は、さまざまな画を描いてきた日本画家です。「幕末の平安四名家」と呼ばれるほど、素晴らしい四条派の絵を残している一方で、山水画、文人画、花鳥画など、様々な画を描いてきました。文麟の画は、変化に富んでいて、眼を楽しませるような作品が多いのが特徴です。こういった文麟の画はアメリカ人に好まれ、代表作のいくつかは、アメリカの美術館の所蔵になっているほどです。

3.塩川 文麟の歴史

塩川文麟は1808年に、京都に生まれました。1820年に13歳という若さで両親を失い、元々の姓であった「久保」を淀藩士某に譲って、家系元来の「塩川」を名乗るようになります。岡本豊彦に従事し、伝統的な四条派の技法を学びました。1831年の「画乗要略」には、豊彦の弟子として、唯一文麟の長挙げられています。1836年には、綾部や舞鶴を旅して、作品を残していきました。1845年には、岡本豊彦が没してからは、四条派を率いて、明治初期までの京都画壇を代表する画家のひとりとなっています。1868年には、如雲社を結成して、京都の画家たちの結束を深め、1976年には、フィラデルフィア万国博覧会に出品しました。1877年に70歳で死去しています。

4.塩川 文麟の代表作

  • 『龍図絵馬』(1836年)
  • 『桃太郎鬼ヶ島図』(1852年)
  • 『近江八景』(1858年)
  • 『渓流蛍図』(1874年)
  • 『高砂図』

5.塩川 文麟の作品の買取査定ポイント

塩川文麟は様々な画の作品を多く残してきました。査定のポイントとしては、まず、彼の書いた作品かどうかが重要になってきます。また、模写の作品もいくつかあるので、しっかりとチェックすることが大切です。商品の状態によっては、高額になる可能性もあります。

代表的な査定ポイント
  • 真作であること
  • 模写ではないこと
  • 作品の状態

6.塩川 文麟の作品の取引相場価格

塩川文麟の作品は、平均価格として、15.000円で取引されています。安いものであれば、4.500円から取引されていますが、高いものであれば50.000円ほどになります。例えば、約155.0m×91.0cmの作品で、傷や汚れがあるもので、53.000円ほどします。流通量が少ないので、希少価値の高いものが出てくれば、高値で取引される可能性が非常に高いです。

7.塩川 文麟の作品の買取についてのまとめ

塩川文麟は、様々な画を残してきた日本画家です。文麟は、オールマイティーに画を描くことができて、アメリカの方にも好かれる作品を残してきました。画のジャンルが多いことや、外国の方に好かれるかれの画風は、作品によっては、高額での買取の可能性も十分ありえるでしょう。