白井 直賢(しらい なおかた)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!

1.白井 直賢の作品を売りたいお客様へ

白井直賢は江戸後期に活躍した、円山派の画家です。鼠(ネズミ)をモチーフとした絵を描いたことで知られています。鼠は、現代では害獣として扱われていますが、江戸時代の動物画では繁殖力旺盛なことから商売繁盛・家庭隆盛の吉祥題材として描かれました。買取市場において現代でも需要が高い白井直賢の作品をお持ちでしたら、まずは買取査定に出すことをおすすめします。

このページの目次

2.白井 直賢についての解説

白井直賢は鼠描きで有名で、羽箒と鼠をセットにした作品を多数残しています。『羽箒と鼠』という作品では鼠の目を漆で盛り上げ、みずみずしく輝く瞳を描きました。黒目が少女マンガのように白く光沢がある様子は現代風で、白井直賢が独特の画風を持っていたことがわかります。また、箒は新年最初の子(ね)の日に皇后が玉箒で蚕床を祓い、祖先神や蚕神を祀る縁起物であり、このことから『羽箒と鼠』は吉祥画であることがわかります。

3.白井 直賢の歴史

白井直賢は京都生まれ、生没年については不詳です。字は子斎、通称は仲八郎、文挙と号しました。円山応挙の門下生となり、画才を磨きました。師の影響を受けリアリズムを追及し、毛描きは非常に繊細で、今にも動き出しそうな鼠の姿を描き出しました。

4.白井 直賢の代表作

  • 雪景山水図
  • 羽箒と鼠図
  • 鼠図

5.白井 直賢の作品の買取査定ポイント

自然の風景や小動物を愛し、意欲的に創作活動を続けた日本画家の白井直賢。鼠を描いた掛け軸は縁起の良いものとして、特に高い評価を受けています。白井直賢の作品の買取は、画面、表装ともに状態が良いなど条件が揃えば高額査定が期待できるでしょう。

代表的な査定ポイント
  • 白井直賢本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 素材は何でできているか
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

6.白井 直賢の作品の取引相場価格

白井直賢の作品が現代のオークション市場に出回ることはほとんどなく、実際の買取相場価格は残念ながら不明です。しかしながら鼠は西洋画の画題としては非常に少なく、物珍しさがあることから需要があります。取引相場価格は保存状態、作品の種類によっても大きく変わりますが、真作の保証ができるなら高値が期待できます。

7.白井 直賢の作品の買取についてのまとめ

白井直賢の作品は、自然や動物をテーマにしたあたたかな作風で現在までも多くの人々に親しまれています。白井直賢の作品は真作証明ができ、なおかつ状態の良い作品であればかなりの高額査定が期待できるでしょう。人気が高いだけに偽物も多く出回っていることから、まずは白井直賢本人の真作であるかどうかが大きなポイントになります。