秋月 等碩(しゅうげつ とうせき)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 秋月 等碩の作品を売りたいお客様へ

秋月等碩は、雪舟系水墨画の伝統を継承する画人の一人とされている人物で、生年没は不詳ですが室町時代後期に活躍した水墨画家だということはわかっています。薩摩藩に仕え、画人としていくつかの作品を残しています。

このページの目次

2. 秋月 等碩についての解説

秋月等碩は、何分古い時代の画家ということもあり、歴史的な資料や情報は数少ないものですが、秋月の名を継承していることから、その血を引く正当な継承者とみられています。山水画の第一人者である、雪舟系水墨画の伝統を受け継いでいるとされていますが、実際に父秋月等観は雪舟に教えを受け、薩摩に戻ると秋月経営水墨画派とも呼べる流派を形成していきます。秋月等碩の画風は、雪舟や秋月の水墨画の流れを汲みながらも、独自の筆づかいで藩の御用絵師としての地位を確固たるものとします。

3. 秋月 等碩の歴史

現在残されているいくつかの文献により、秋月等碩が秋月等観の子であったことは確実視されています。室町時代後期から、戦国時代にかけて活躍したとされる等碩ですが、父とともに薩摩藩に仕え、御用絵師としてその地位を盤石なものとしていました。しかし、時代は下り、江戸時代に入ると、幕府を抱えの御用絵師が野派の絵師を重用し始めたことから、諸藩もこれにならい、御用絵師の座を失った薩摩の秋月系水墨画は衰退の一途を辿ることになります。

4. 秋月 等碩の代表作

  • 寿老人図

5. 秋月 等碩の作品の買取査定ポイント

秋月等碩に限らず、秋月系水墨画は江戸時代に入ると衰退し、ほとんどその姿を見かけることはなくなります。というのも、ほかの流派のように世襲制で代々継承していかなかったため、極端に作品の数が少ないというのがその理由です。しかし、その技量の程は、後世にも伝えられていくことになります。

代表的な査定ポイント
  • 絵画作家の歴史
  • 作者の知名度や代表作
  • 入手経緯やルートがはっきりしていること
  • 真作であること
  • 保存状態の良しあし (シミ、カビ、しわ、破れ、日焼け、色落ち、虫食いなど)

6. 秋月 等碩の作品の取引相場価格

秋月等碩に限らず、秋月系水墨画は定評があるにかかわらず江戸時代に衰退していたため、作品は極端に少なく、オークションなどに出回ることはほとんどありません。また時代が、500年以上も前の画人ということもあり、失われてしまった可能性が高いということも挙げられます。現在こうした作品は、鹿児島美術館などで実物を見ることができます。

7. 秋月 等碩の作品の買取についてのまとめ

秋月等碩の作品は、何点かは残されており、美術館などで閲覧することができますが、オークションに出ることは珍しく、借りに出品されるようなことがあれば、入手経緯やルートをしっかりと確認する必要がありそうです。