短歌(たんか)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.短歌作品を売りたいお客様へ
短歌とは、和歌の一形式で五・七・五・七・七の五句体の歌体のことです。短歌は31拍からなるために三十一文字(みそひともじ)と称されたり、みじかうたと呼ばれることもあります。本記事では骨董品の価値が高い作品の特徴や歴史を交えながら、短歌の掛け軸の査定ポイントについてまとめました。
このページの目次
2.短歌についての解説
短歌は古今を通じ広く行われ、長歌や旋頭歌が詠まれることがなくなるにつれて、和歌といえば短歌を指すようになりました。「短歌は人の体温に一番近い表現形式」と表現されたこともあるように、日々の暮らしの中で感じた事を表現出来るのが短歌の魅力です。とりわけ近代以降の短歌は抒情的な作品が大半を占め、自然や生活の場での人間の心の在り様を表現したものとなっていきました。
3.短歌についての歴史
短歌の起原についてはよくわかっておらず、また諸説あります。記紀歌謡や『万葉集』初期の作品にはすでに見られますが、長歌・旋頭歌が衰えると漢詩に対する倭歌(やまとうた)を短歌が代表するようになり、平安時代以降は和歌といえば短歌を指すようになりました。以後短歌は、貴族たちの歌壇、中世・近世の武家の歌文の世界の中心的な詩型として、勅撰集などを中心に発展しながら長い歴史と伝統を誇って現代に伝えられています。
4.短歌作品の特徴について
短歌は日本の伝統的詩歌を代表する、5句31拍からなる詩です。短歌は仏教とも深くかかわりを持ち、さらに謡曲、歌舞伎などにも深い影響を及ぼしました。その意味で、文学史の中だけにとどまらず文化史や芸能史などへも広く深く影響を及ぼした独自な歴史を持っていることも短歌の特徴のひとつと言えるでしょう。
5.短歌作品の買取査定ポイント
短歌の掛け軸の作品は総じて需要が高いですが、特に有名作家や状態の良い作品は高額査定の対象になります。また、同じ作家によっても制作年代や短歌の内容、筆法によって価値は大きく変動します。掛け軸買取の場合には、年代が不明の古い作品であっても高価買取となるケースもあります。
代表的な査定ポイント- 表装の種類
- 掛け軸のサイズ(高さ、横幅をご確認ください)
- 購入時期や金額、入手経路がわかっているか
- 作品保管用の箱など付属品が付いているか
- 保存状態は良好であるか(破損・汚損が目立っていないか)
- 真作であるか(有名作品の偽物や贋作が多く出回っています)
- 作家の署名・落款(らっかん)があるか
6.代表的な短歌作家の買取相場価格について
短歌の掛け軸には様々な意味や風情を持った歌が描かれ、保存状態などによってその価格帯は幅広いです。数千円のものから数百万円のものまで存在し、制作年の古い作品ほど保存が難しく希少価値が高くなる傾向にあります。また作家が著名な人気作家である、よく知られて短歌であるなどの条件が揃えばばより高額な査定が期待できるでしょう。
高村 光太郎 作 『短歌』
高村光太郎は詩人・彫刻家です。欧米留学後、詩と美術の両面にわたる活動を開始し、第一詩集『道程』を刊行しました。オークションにて高村光太郎の短歌の掛け軸作品が出品された際には約25万円の高値がつきました。この作品は本紙が約26.5cm×23cm、紙本、本象牙軸、銀襴三段表装、ウブ幅、桐箱入り、真筆保証 高村豊周の鑑定シール付きで128件もの入札を集めました。高村光太郎の真作であることが証明できれば数十万円の買取も大いに期待できるでしょう。
長谷川 利行 作 『短歌「茨」の原稿』
洋画家として名を残した長谷川利行ですが、多彩な才能を発揮し歌集の発行、大衆小説の執筆も行いました。長谷川利行の『短歌「茨」の原稿』がオークションで取引された際には17万円の価格で落札されました。この掛け軸の軸寸は不明ですが、本紙サイズは22.8cm×31.5cm、木村東助箱、東京美術倶楽部の鑑定書付です。長谷川利行の短歌の掛け軸はオークションで取引事例が少ないものの、真作保証されたものであれば15万円以上の価格で落札されることも珍しくありません。
斎藤 茂吉 作 タイトル不明
斎藤茂吉は精神科医でありながら歌人としても活躍した人物です。生涯に全17冊の歌集を発表し、全17,907首の歌を詠んだとされています。斎藤茂吉の短歌が書かれた掛け軸は本紙69cm×26cm、紙本、真作、某企業収蔵品という条件でオークションに出品され、約10万円で落札されています。斎藤茂吉の短歌の掛け軸作品は状態の良し悪し、真贋保証により価格が大きく変動し、数万円から数十万円以上の買取も見込めます。
7.短歌作品の買取についてのまとめ
日本人において短歌は、五・七・五・七・七の言葉を組み合わせる独特のリズムで心に残ります。日々の生活や心情に寄り添った作品が多いことから、床の間に飾る掛け軸としても高い評価を得ています。短歌の掛け軸をお持ちの方は、一度査定に出されてみてはいかがでしょうか。
その他の掛け軸について
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