周文(しゅうぶん)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.周文の作品を売りたいお客様へ

周文は、室町時代前期の禅僧で画家です。幕府の御用絵師となり、山水・花鳥画のほか仏像彫刻の制作にも携わりました。応永詩画軸の名品や室町中期の掛福には、周文筆を伝称するものがありますが、真跡はまだ確定されていません。周文は室町前期水墨画壇にあって、最も重要な存在であったといえます。

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2.周文についての解説

周文は、如拙から画を学んだとされ、水墨画のほか着色仏画、彫刻、袈裟縫など多才であり、高い評価を得ていました。周文が完成させた詩画軸の形式(画面上部の余白に、その作品にちなんだ漢詩を著賛したもの)は、外来の水墨画をわが国の生活様式や感性の中に定着させました。また、周文の繊細な画風は周文様式として室町時代山水画に広く影響を及ぼし一世を風靡しました。

3.周文の歴史

周文は、室町時代の画僧です。生没年不詳。字は天章、号は越渓。京都・相国寺で都寺の職にありました。同じく相国寺の僧であった如拙に画を学んだと推定されます。応永30年大蔵経を招来するための朝鮮派遣施設に参加しました。将軍義教の頃には、御用絵師となり画業に専念しました。永享2年大和国片岡の達磨寺の達磨大師座像に彩色を施し、永享12年には雲居寺本尊・二王像造立を命ぜられるなど、広い範囲の事績が知られています。享徳3年頃まで生存していたと思われます。

4.周文の伝称作品

  • 『竹斎読書図』
  • 『水色巒光図』
  • 『四季山水図屏風』
  • 『江天遠意図』

5.周文の作品の買取査定ポイント

周文は、室町時代の代表的な画家です。周文の作品はもともと款記がなく、真作であるかを特定するには至っていません。しかし、周文の真筆であるといわれる伝称作品のほとんどが、国宝や重要文化財となっています。それゆえに周文の作品の買取査定ポイントは、真作かどうかが大変重要になります。流通量は大変少なく、良質で希少な作品が市場に出れば、高額な価格となる場合があります。

代表的な査定ポイント
  • 真作であること
  • 作品の希少性
  • 作品の状態(染み、汚れ、破れがない)
  • 表装の状態(染み、汚れ)
  • 箱の有無

6.周文の作品の取引相場価格

周文の作品は、真作と思われる肉筆の作品で25,000円~350.000円で取引されています。画のサイズは幅27cm~52cm、縦37cm~138cmと様々ですが、おおむねどの作品においても経年劣化による傷みが見られました。周文の作品は「書画・骨董作家辞典」によると120.000.000円の大変高い評価となっていて、国法や重要文化財に指定されています。流通量も大変少ないので、希少で良質な作品が市場に出れば、先に紹介した金額以上で取引されるでしょう。

7.周文の作品の買取についてのまとめ

周文は奈良時代の高名な画家ですが、真跡はまだ確定されておらず謎の多い人物です。しかし、周文の伝称作品は評価が高く、国法や重要文化財になっています。それゆえに良質で希少な作品が市場に出れば、さらに高額となる可能性があるでしょう。