曾我蕭白(そがしょうはく)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.曾我蕭白の作品を売りたいお客様へ

曽我蕭白は江戸時代中期に活躍した絵師で、「奇想の画家」「狂気と異端の絵師」などど呼ばれ、高い技術力をベースに独特の世界観を表現する画家です。スタンダードな水墨画にエキセントリックなデフォルメを用い、日本の画壇の中でも特異な存在として知られています。

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2.曾我蕭白についての解説

曾我蕭白は自らを蛇足軒と号し、伊勢や播州など各地を放浪しながら絵を書き残していった画家です。明治期以降、しばらくの間歴史から忘れられており、誰から絵を学んだかもはっきりしていないのですが、高い技術を持ちながらも見る人に強烈なインパクトを与える強い個性を持った絵師で、村上隆さんや横尾忠則さんなど現代のアーティストにも影響を与えるほどの衝撃的な作品を残しています。

3.曾我蕭白の歴史

曾我蕭白は享保15年京都に生まれます。丹波屋という商家の子であり、本姓を三浦といいます。比較的裕福な家だったと思われますが11歳のときに兄がなくなったのを皮切りに十代のうちに父、母を相次いで亡くし、実家もつぶれて天涯孤独の身となってしまいます。この後蕭白がどう過ごしたのか記録は残っていないのですが29歳のころから伊勢地方を旅しながら作品を残していったことがわかっています。この後、播州、伊勢、京都と遊歴しながら名のある作品を描き続け、天明元年、52歳で京都にて亡くなっています。亡くなる4年前に息子を亡くすなど、その人生において艱難辛苦は多かったようです。

4.曾我蕭白の代表作

  • 『群仙図屏風』(1746年)重要文化財
  • 『旧永島家襖絵』(1764年)
  • 『鷹図』(1764年)

5.曽我蕭白の作品の買取査定ポイント

曽我蕭白は近年になって研究が進んだ結果大きく評価が見直され、その作品はかなり有名なものとなりつつあります。曽我蕭白は非常に高い絵の技術力を持っており、それを下敷きにしたエキセントリックな画風が持ち味になっています。そうした個性が大きく前に出ている作品が高評価査定のポイントです。また明治時代以前においては人気の画家であったようで贋作も多く出回っています。よって高査定のポイントは真作であることが求められます。

代表的な査定ポイント
  • エキセントリックな個性が前面に出ているもの
  • 真作であること
  • 作品の状態

6.曽我蕭白の作品の取引相場価格

曽我蕭白は近年になって評価が高まっている画家なので、その作品も高価で取引される傾向があります。ややダメージが目立つ掛け軸一枚であっても1万円以上の価格がついたり、ものによっては数十万円の価格がつくものもあります。また人気があるためにオークションでは入札も集まりやすく、大掛かりな作品であれば高値が期待できます。

7.曽我蕭白の作品の買取についてのまとめ

曽我蕭白は奇想の画家と呼ばれる、見るものに強烈なインパクトを残す作品を多く残した異才の絵師です。その作品は近年評価が上がっており、国の重要文化財に指定されているものもあります。人気があるために、いま曽我蕭白の作品をお持ちの方は大きく期待が持てると思われます。