即非 如一(そくひ にょいつ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.即非 如一の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
即非如一は、江戸時代前期に中国の明から渡来した臨済宗黄檗派(黄檗宗)の僧です。能書家としても知られ、隠元隆琦、木庵性瑫とともに黄檗の三筆と称されています。詩と画にも長けており、禅味を帯びた作品が多く残っています。即非如一の掛け軸の場合、真作であることが証明できれば数十万円の値がつく可能性も高いでしょう。
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2.即非 如一の掛け軸作品についての概要
僧でありながら画の分野においても才能を発揮した即非如一は、禅味のある観音・羅漢・蘭竹を描いた作品を多数制作しました。また、如一が1666年に小笠原長真の二十歳の祝賀に送った『松下鶴鹿図(福聚寺所蔵)』は、寿ぎ(ことほぎ)に松を図案化した最も早い作品とされています。これらのことから如一は日本の文人画の先駆け的存在として高く評価されています。
3.即非 如一の掛け軸作品の歴史や情報
即非如一は、福建省福州府福清県の出身です。姓は林氏。字は即非。師の隠元に続いて来日し、長崎崇福寺・宇治黄檗山に住しました。その後、豊前小倉藩(福岡県)藩主の小笠原忠真に迎えられ、福聚寺を開山。のち崇福寺に退隠、そこで示寂したと伝えられています。56歳没。
4.即非 如一の掛け軸作品の代表作一覧
- 即非禅師全録
- 松下鶴鹿図
5.即非 如一の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
即非如一の作品は人気が高いだけに、工芸印刷、手彩色の木版画といった偽物も多いです。鑑定が非常に難しい作家ですが、日本の百貨店や画廊などで目録や証明書付きで購入された作品であれば価値が保証されています。まずは即非如一本人の真作であるかどうかが大きなポイントです。また保存状態は良いか、制作された年代やタイトルがはっきり分かっているかなどの一般的な骨董品の査定基準ポイントもあてはまります。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 即非如一本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の署名(銘)があるか
- 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
- 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
- 素材は何でできているか
6.即非 如一の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
国内のネットオークションにて、即非如一の掛け軸『一行書』は110,000円で取引されています。この作品は紙本肉筆、本紙129cm×28cm、総丈202cm×31.5cm、湯殿山大日坊法主・大阿闍梨僧正梦外箱書という条件でした。保存状態良好、真作保証品であることが評価され、高値がつきました。
7.即非 如一の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
即非如一は掛け軸をはじめ多種の作品を後世に残しましたが、未整理、未発掘の作品も多く、また真贋不明の作品も存在しています。即非如一の作品を売却しようと思っているのなら、真作証明できることはもちろん、作品の保存状態、付属品が揃っていることも合わせて確認しておきましょう。
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