尊円法親王(そんえんほうしんのう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.尊円法親王の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

尊円法親王は、青蓮院第十七世門跡です。伏見天皇の第6皇子にあたり、母は三善俊衡の娘です。初名は守彦親王で、尊円入道親王と呼ばれることもあります。才芸に秀でた人物で、特に書道に長じており、世尊寺行房・行尹に師事して青蓮院流(御家流)を開きました。

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2.尊円法親王の掛け軸作品についての概要

尊円法親王は書道をはじめ世尊寺行房に学び、行房が南朝方として北国の金沢で戦死すると、その弟行尹に学びました。その後、小野道風、藤原行成などの上代様の書法を研究し、それに南宋の張即之の書風を加味して尊円流または青蓮院流と称される書法を作り出しました。

3.尊円法親王の掛け軸作品の歴史や情報

尊円法親王は1308年に青連院に入り、1310年に親王宣下を受けました。翌年、法門に入り名を尊円と改めて青連院門跡に就任したとされています。1314年から1329年まで門跡管領を止められましたが門主に復帰、1331年には天台座主に任じられています。この前後4回にわたり天台座主となり、その間四天王寺別当に就きました。1356年薨去(59歳)。

4.尊円法親王の掛け軸作品の代表作一覧

  • 金沢文庫切(巻子万葉集切)
  • 巻物切(古今和歌集)
  • 入木抄
  • 鷹手本
  • 門葉記

5.尊円法親王の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

尊円法親王の作品買取は、尊円法親王本人の真作であるかどうかが大きなポイントです。人気が高いだけに、工芸印刷、手彩色の木版画といった偽物も多いです。日本の百貨店や画廊などで目録や証明書付きで購入された作品であれば価値が保証されています。また保存状態は良いか、制作された年代やタイトルがはっきり分かっているかなどの一般的な骨董品の査定基準ポイントもあてはまります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 大きさ(高さ、横幅をご確認ください)
  • 作家名・作品名(掛軸には落款(らっかん)と呼ばれる印鑑やサインがあります)
  • 作品の種類(神仏画、花鳥画、山水画など図柄わかれば、お知らせください)
  • 保存状態(シミや破れのないきれいな状態で保存されていれば、高く買取できます)
  • 付属品(掛軸を入れる共箱や鑑定書があれば一緒にお持ちください)

6.尊円法親王の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

国内のネットオークションで、尊円法親王の『代々木切』は18万9千円で落札されました。この作品は33cm×60cm、紙本、象牙軸、金襴三段表装風帯付き、ウブ幅、堀江知彦箱書きという条件で出品されたものでした。肉筆の真作保証品であったことから高値で、かつスムーズな取引が成立しました。

7.尊円法親王の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

尊円法親王は法親王としてだけでなく、書や和歌に対する才能でもその名を馳せました。尊円法親王の作品を売却しようと考えているのなら、真作保証できることはもちろん、作品の保存状態、付属品が揃っていることも確認しておきましょう。