蘇 軾(そ しょく)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.蘇 軾の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

蘇軾は中国北宋時代を、天性の豪放さと深い知性を武器に駆け抜けた文学者、書家、そして政治家でもあります。華麗な風雅が香る独自の書風を打ち立て、宋の四大家と称されました。詩の分野でも非常に高名です。市場での取引は模写や工芸印刷が中心ですが高額査定の実績もあり、高値も十分期待できます。

このページの目次

2.掛け軸作家「蘇 軾」についての概要

政治家としては地方へ度々左遷されるなど辛酸を舐めたことも多かった蘇軾。しかしその困難が深い思索の機会を与え、芸術的成功に導きました。『赤壁賦』など中国文学史に残る傑作を生みだし、北宋代最高の詩人と称えられています。また、墨竹画の原則を整え後の文人画の先駆けともされるなど、中国美術史にその名は燦然と輝いています。

3.掛け軸作家「蘇 軾」の生い立ちや歴史

1037年蘇軾は、現在の四川省眉山市に生まれました。字は子瞻(しせん)、号は東坡(とうば)です。1057年、22歳で科挙を突破し中央官庁で活躍し始めますが、神宗帝の施策に反対を唱えたことで、1079年に地方に左遷されてしまいます。この時、国の政治を誹謗したとして、死罪となりかけますが、神宗に情けをかけられ危機を脱しました。その後も地方への任官続きましたが、1085年に皇帝が哲宗帝に代わり、ようやく中央に戻ることができました。1094年、政治理念に従い再び異議を表明し、またしても左遷の憂き目に遭ってしまいます。さらに晩年には、海南島にまで流されました。1101年、再び中央復帰の機会を得たのですが、その旅の途上で亡くなりました。

4.蘇 軾の掛け軸作品の代表作一覧

  • 赤壁賦(1082年)
  • 黄州寒食詩巻(1082年)
  • 蘇東坡全集

5.蘇 軾の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

非常に高名な作家のため、模写、工芸印刷であっても十分価値があると言えます。付属品や装丁の有無、保存状態などにより査定額は大きく変動していますが、目録が付いているものや展覧会の出展実績があるものなど、条件しだいで高額査定になり得ます。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 展覧会の出展実績のあるものかどうか
  • 目録が付いているかどうか
  • 保存状態は良いか(傷、シミ、カビなどがないか)
  • 付属品が残っているか(共箱・袋・紐など)
  • 署名(落款)があるかどうか
  • 何の素材でできているか

6.蘇 軾の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

模写、工芸印刷の作品では、作家名や作成された時代などが明確で、箱などの付属品も含め保存状態のよいものに高い値がつくケースが多いです。さらに署名や落款のある作品は模写であっても希少価値が認められ、作品全体サイズが縦180cm、横49cm、本紙が縦54cm、横33.5cmの書の模写作品では、240,269円の高額落札に至っています。お手元に作品がある場合は、一度査定に出されることが最良です。

7.蘇 軾の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

詩、散文、書画、すべてに優れた蘇軾は、強い精神性が満ちた貴重な作品を数多く創作しました。大らかな気風あふれる詩文、風雅と気骨が筆致に踊る書は、宋八大家として、その人柄も含め後世の文人たちに敬愛されています。中国文学史、美術史双方で唯一無二の存在感を現在までも強く放ち続ける大家です。

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