杉岡 華邨(すぎおか かそん)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.杉岡 華邨の作品を売りたいお客様へ

有名作家の掛け軸は時として高値で取引される場合もあります。その中でも杉岡華邨は、文化功労者で文化勲章受章という華やかな実績があります。このため、もし自宅にあれば高額買取も決して不可能ではないです。ここでは杉岡華邨について以下で詳しく見ていきます。

このページの目次

2.杉岡 華邨についての解説

杉岡華邨の掛け軸の特徴として、かな書の美しさが挙げられます。平安朝以来の伝統と歴史のあるかな書の表現の可能性を追求し続けてきました。その作品は日展や毎日書道展、読売書法展などにも多数出品されていて、高く評価を受けています。杉岡洋式とも紹介されていて、知性と感覚のバランスが取れていると師匠の日比野五鳳にも評されているほどです。

3.杉岡 華邨の歴史

1913年に奈良県の下北山村で生まれた杉岡華邨は、辻本史邑や尾上柴舟、日比野五鳳に指示して書を学びました。かな書をベースにした掛け軸は奈良県文化賞や日展文部大臣賞、日本芸術院賞などの多数受賞実績があります。掛け軸作品ではにじみの技術を取り入れ、空間の白と組み合わせることによる独特の表現で知られています。1989年には日本芸術院の会員になり、1995年には文化功労者、2000年に文化勲章を受章しています。2012年に亡くなりましたが、従三位を叙されています。

4.杉岡 華邨の代表作

5.杉岡 華邨の作品の買取査定ポイント

杉岡華邨の作品を持っている場合、査定に出すといいです。掛け軸の場合、どの作家が書いたものかは重視されます。杉岡華邨のような有名作家の作は高値が付きやすいです。同じ書家の作品でも年代や状態なども買取価格に影響します。さらに掛け軸に付属品がついているかどうかも査定金額を左右しますから、大事に保管しておくと高値買取の可能性もアップします。

代表的な査定ポイント
  • 状態の良し悪し
  • 制作された年代
  • 付属品の有無

6.杉岡 華邨の作品の取引相場価格

杉岡華邨に関する作品の取引を見ると、書籍や雑誌が中心のようです。書道美術館が開館したのを記念して制作された華邨の書は、4,500円で取引されています。そのほかには1981年3月号の墨の中に杉岡華邨に関する記事があるのですが、こちらは600円弱で取引されています。もともとが雑誌であることを考えると、状態が良ければこのような高値で買取される可能性があるわけです。主要なネットオークションでは掛け軸の取引は見られませんでした。しかしそれだけ希少だということになり、高値になるかもしれません。

7.杉岡 華邨の作品の買取についてのまとめ

杉岡華邨のような有名な書家の作品であれば、掛け軸なども時に意外な高額で買い取られる可能性もあります。実家などの押し入れなどに眠っていて、自分では飾るなど活用するつもりがなければ一度書を専門的に取り扱っている買取業者に査定に出してみることです。