住吉 広澄(すみよし ひろすみ)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.住吉 広澄の作品を売りたいお客様へ

住吉広住の作品は日本の歴史にも深く関わっており、江戸時代の政治や当時の人々の暮らしぶりを知ることができる作品です。その絵柄は人気があり、特に海外からの評価が高いことで有名です。アメリカの美術館に展示されるほど海外のマニアから注目を集める絵師のひとりといえます。では、住吉広澄の代表作や作風についてご説明します。

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2.住吉 広澄についての解説

住吉 広澄は1631~1705年没、江戸時代前期頃に京を中心に活躍していた。幕末絵師・法眼として活躍していた住吉如慶の長子であり、妙法院門跡尭恕法親王のもとで父とおなじく剃髪・得度し法名を具慶と号した。そのため住吉広澄よりも住吉具慶の名の方が有名です。

3.住吉 広澄の歴史

父親の如慶と同様に大和絵の伝統に則り、古典的な画題を機密に彩色描写した作風。しかし、古典の引用だけに囚われず時代の需めに応じながら新しい大和絵を模索していました。父、如慶よりも繊細な色食と鮮麗さを持ち、一層装飾的な作風を確立させ新たな宮廷文化の享受者へと影響を与えた人物です。

4.住吉広澄の代表作

  • 多武峰縁起絵巻1661年(寛文元年)
  • 源氏物語絵巻1674年(延宝2年)
  • 徒然草画帖1678年(延宝6年)
  • 元三大師縁起絵巻1679年(延宝7年)
  • 慈眼大師縁起絵巻1680年(延宝8年)
  • 時代不同寄書

5. 住吉 広澄の作品の買取査定ポイント

掛け軸で重要視されるのは「現物の状態」です。汚れ、染み、埃、破れなどの状態によって査定額が変動します。また、箱や額縁などの付属品があると査定額が上がることもあるでしょう。有名な作品であったり、未発表の作品かどうかも査定に大きく影響します。

代表的な査定ポイント
  • 保存状態が良い事(染み、汚れの有無)
  • 落款等が記された箱、額縁があること
  • 真作であること

6. 住吉 広澄の作品の取引相場価格

本紙サイズ(36.5×縦99cm) 総丈サイズ(横 48.5×縦185cm) 絹本着色金泥・箱入。江戸前期に描かれたとされる武者図の掛軸で、保存状態によって80,000円~150,000円での査定になります。この時代に描かれたものは多いですが、江戸幕府前期の武者図は珍しく歴史的価値の高い物です。特に江戸時代前期の住吉広澄の絵はめずらしく、繊細なと色彩が鮮やかな手法で描かれた掛け軸は日本のみならず海外でも人気があり、貴重な絵画は高値で取引されています。

7. 住吉 広澄の作品の買取についてのまとめ

住吉広澄は父である如慶を師として絵師の道へ進みましたが、古き画風を当時の流行に生かした独特の画風で一躍宮廷での人気を確立させました。父、如慶をも凌ぐ天才とまで謳われた住吉広澄は、その後も74歳で没する最後の日まで筆を握る程、多くの大和絵を残しました。現代でも真作が多く残っている住吉広澄の掛け軸は骨董品としての価値もさることながら、歴史的価値がある歴史資料として大切に保管されています。ご自宅で扱いが難しい骨董品等は、その価値に見合った査定額で是非お譲りください。