住吉 広行(すみよし ひろゆき)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.住吉 広行の作品を売りたいお客様へ

大和絵の礎を築いた住吉派の5代当主である住吉広行の作品は、点数が少ないながら他の大和絵師とは一味違った作風で江戸幕府の御用絵師として当時は時代に合った繊細かつ大胆な筆使いが好まれていたそうです。現存する真作は大変貴重で、高値で取引されることも珍しくありません。

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2.住吉 広行についての解説

住吉広行は住吉派を率いる5代当主として江戸幕府の御用絵師になりました。江戸時代中期から後期にかけて活躍した大和絵の絵師ですが、その作風は古典ながら繊細かつ大胆な筆使いが印象的です。大和絵の流れを汲む絵師のひとりとして現代でも影響を受ける芸術家が多いです。

3.住吉 広行の歴史

4代目当主、住吉廣守の跡を継いで5代目当主になったのが1781年、住吉広行が27歳の時でした。10代将軍の養女、種姫が紀州藩主徳川治宝に輿入れする際に絵巻物類を制作しました。寛政の内裏新造に際には製作途中で亡くなってしまった狩野典信に代わり賢聖障子を制作したことで有名です。57歳という若さでしたが、亡くなるその年には朝鮮通信使に贈る屏風絵を制作したとされています。

4.住吉 広行の代表作

  • 聖賢図屏風
  • 和歌三神図
  • 源氏物語須磨巻絵巻

5.住吉 広行の作品の買取査定ポイント

保存状態が良く、劣化が少ないことが工学査定のポイントになります。シミや汚れがなく、箱や付属品などが漏れなくついていることが重要になるでしょう。

代表的な査定ポイント
  • 劣化が少なく保存状態が良いこと
  • 染み、汚れの有無
  • 箱や付属品があるか

6.住吉 広行の作品の取引相場価格

横約(39.5cm×縦約95cm)表装(横約53.5cm×縦約185cm)の真作の掛軸では保存状態によりますが80,000円~150,000円での取引がされています。補修の跡が少なく、箱や付属品の状態がとても良い作品であれば200,000円以上の査定額が付くこともあります。現物が当時のまま綺麗に残っている物や、珍しい屏風の作品は500,000円以上の査定額が付いた事もあります。

7.住吉 広行の作品の買取についてのまとめ

住吉広行の作品は細部まで丁寧に書き込まれた繊細なタッチが印象的ですが、その反面大胆な筆使いで描かれる事も多いです。世の中に出回っている真作は少なく、人気がある作品なので希少な作品であれば高額で取引される可能性が大いにあるでしょう。