住吉 広賢(すみよし ひろかた)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!

1.住吉 広賢の作品を売りたいお客様へ

住吉広賢は、日本の幕末から明治時代前期に活躍した住吉派8代目絵師です。住吉弘貫に師事し、のちに弘貫の養子となり住吉宗家を継ぎ、幕府の御用絵師を務めた人物です。東京国立博物館にある『法然上人行状絵傳』をはじめ、伝記絵を多く遺しています。維新後はフェノロサと親しく交友したことでも知られています。

このページの目次

2.住吉 広賢についての解説

住吉広賢(1835年~1883年)は、1878年にアメリカ合衆国の東洋美術史家、哲学者であるアーネスト・フェノロサが来日すると、狩野友信、狩野永悳らとともに彼の日本美術研究に協力しました。フェノロサの求めに応じて多くの古画の模写を制作し、古画の研究と鑑定法を教授したほか、奈良や京都旅行にも同行しました。

3.住吉 広賢の歴史

住吉広賢は伊予松山藩の御用絵師・遠藤広實の三男で、初名は廣文、通称は住吉家当主が代々名乗った内記です。幼名は茂三郎、藤廼屋、等塵と号しました。父・広實は江戸幕府御用絵師・住吉廣行の弟子でした。広賢も廣行の次男で住吉家を継いでいた住吉弘貫に絵を学んだとされています。その後1863年に弘貫が亡くなると、翌年30歳で跡を継ぎ、幕府の御用を務めるようになりました。

4.住吉 広賢の代表作

  • 清少納言図
  • 弁才天像
  • 千早城籠城図
  • 法然上人行状絵傳

5.住吉 広賢の作品の買取査定ポイント

江戸幕府の御用絵師であった、住吉広賢。掛け軸をはじめとした住吉広賢の作品は、美しい花鳥の姿や四季折々の風景などをモチーフにしています。人気があることの裏返しで、贋作も多く出回っています。そのため、真作であるかどうかが大きなポイントとなり、鑑定書や証明書などがあれば高額査定になる可能性があるでしょう。また保存状態が良いか、箱があるかなども査定額UPの重要な要素です。

代表的な査定ポイント
  • 希少な作品であるか(欲しがる人が多いほど買取価格はあがります)
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 傷み具合はどうか(保存状態が良好であれば評価額が高くなります)
  • 作者の署名・落款(らっかん)があるか
  • 真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 素材の質、種類

6.住吉 広賢の作品の取引相場価格

現代の美術品買取市場において、住吉広賢の作品が出回ることは稀で、そのため実際の買取相場価格は残念ながら不明です。取引相場価格は、保存状態や作品の種類によって大きく変わります。住吉広賢の真作であることが証明できる作品であれば高値で取引される可能性があります。

7.住吉 広賢の作品の買取についてのまとめ

住吉広賢の作品は、存在感がありながら落ち着いた印象も与えることから現代でも多くの人々に支持されています。住吉広賢の作品を手放そうと考えているのなら、真作であることはもちろん、保存状態や付属品の有無を事前に確認しておきましょう。