長坂 雲在(ながさかうんざい)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1. 長坂 雲在の作品を売りたいお客様へ

長坂雲在の作品は、和歌山県和歌山市にある県立博物館に展示されています。当時日本三景と呼ばれた万葉集にある山部赤人が詠んだ「若ノ浦潮満ちくれば潟なみ葦辺をさして鶴鳴き渡る」にある現在の和歌浦を屏風に描いた図です。

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2.長坂 雲在についての解説

長坂雲在は、中国なども旅していた記録も残り、各地を旅していたようです。和歌山県の海南市にある「長保寺」の僧侶として修業をしていて各地に巡礼に回っています。和歌山にはゆかりがあるようで「長保寺」には「羅漢図」が奉納されています。和歌浦の風景を描いた「和歌浦図鑑」は和歌浦の開発に伴い景観が変わる様子が描かれていて、大切な資料として保管されています。

3.長坂 雲在の歴史

長坂雲在は、紀伊の生まれで今の和歌山になります。本名は三郎で、字は潤、号が雲在です。幕末から南画を描く画家として名が知られています。明治15年には岡山県から作品を農商務省の展覧会に出品しています。各地を歴遊しながらも南画を研究しながら、絵画への興味を持ち続けて、明治36年には博覧会に作品出品しながら「青緑松林山水の図」では賞を獲得しています。宮内省に買い上げられた作品もあるなどの活躍を残し、1905年に死去します。

4.長坂 雲在の代表作

  • 『和歌浦図』(1889年)
  • 『和歌浦天橋立図屏風』(不明)
  • 『蓮』(不明)
  • 『山水墨画』(不明)

5. 長坂 雲在の作品の買取査定ポイント

長坂雲在の作品は、日本三景と呼ばれた松島、天橋立、厳島は有名ですが、それ以前は、日本の名所の上位を占めていた現在の「和歌浦」かつては「若ノ浦」と呼ばれていた素晴らしい風景を描き続けています。保存状態が良い作品の真作であればかなり高価格での取引が見込めますから、本物であることを見極めることが大切です。

代表的な査定ポイント
  • 本物であること
  • 希少性価値のある作品
  • 絵画の保存性の高い作品

6.長坂 雲在の作品の取引相場価格

沼田晏宏の作品は、真作であり、掛け軸に描かれた本紙を含む全体の大きさが縦107cm、横44cm、本紙自体は、縦31cm×横33cmの「蓮」が、少しのヤケやシミのある作品ですが8.000円ぐらいの金額で取引されています。屏風に2曲1双の肉筆で描かれた「山水墨画」が縦94.5cm、横173cmの大きさで、25.000円ぐらいで取引されています。取引する作品数が少なく、個人で蔵している方も多いようですが、本物で保存状態が良い作品があれば高値での取引が見込める画家のひとりです。

7. 長坂 雲在の作品の買取についてのまとめ

長坂雲在の作品は、和歌山では認知度も高く、「若ノ浦」の変わりゆく景観を残した貴重な資料として、大切に扱われています。紀州藩との関わりも深く、僧侶として知られていることもあり絵画への評価も高く、ほとんど出回っていない長坂雲在の作品を求める方も多くいます。