住吉 如慶(すみよしじょけい)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1. 住吉 如慶の作品を売りたいお客様へ

住吉如慶の作品は、日光東照宮縁起絵巻を描き始め、住吉如慶の没後に息子の具慶が仕上げたことで、住吉派が再び脚光を浴びた人物の絵画として注目されています。写実性があり精細な筆使いで、誰もが認める実力があります。

このページの目次

2. 住吉 如慶についての解説

住吉如慶は、平安時代からの大和絵の伝統を受け継いだ土佐派を学んでいたのですが、日本の2代党派として江戸の終わりまで続いた日本画の党派である住吉派を継ぐこととなります。土佐派の作風を残しながら住吉派を立て直したとされる人物です。古来の大和絵も忠実に学んでおり、基礎のしっかりした絵画に独自の画風で新境地を開いています。

3. 住吉 如慶の歴史

住吉如慶は、1599年に誕生し土佐光吉の門弟となります。光吉、光則に学び光則の上洛に付き添います。1625年、南海坊天海に推薦され「東照宮縁起絵巻」を制作します。日光、和歌山、岡山、川越喜多院の東照宮に絵巻を奉納することで幕府から認められ、将軍家の御用絵師となります。1654年には狩野派や土佐光起、海北友雪と京都で内裏造営を手伝い障壁画の制作に加わります。1661年に出家して如慶と名乗り、1662年には後西天皇の勅命により住吉慶恩の画系を継ぎ住吉姓になります。1670年に72歳で死去します。

4. 住吉 如慶の代表作

  • 『蟲歌合絵巻』(1640年)
  • 『東照社縁起絵巻』(1646年)
  • 『聖徳太子絵伝』(1653年)
  • 『三十六歌仙画』(1662年)
  • 『伊勢物語絵巻』(1663年)

5. 住吉 如慶の作品の買取査定ポイント

住吉如慶の作品は、幕府の御用絵師としての活躍や日光東照宮の絵巻を仕上げたことが有名で人気があります。年代を感じさせる画家ですが、絵画として技術的に優れていることや、この時代に最高の地位を納めた画家としての評価は非常に高いです。年代が古くても保存状態が良くて本物の作品であれ場より高値で取引される可能性があります。

代表的な査定ポイント
  • 本物であること
  • 保存性が良い絵画
  • 希少性がある作品

6. 住吉 如慶の作品の取引相場価格

住吉如慶の作品は、年代が古いためにほとんど出回っていないのが現状です。オークションでは、昭和60年にサントリー美術館に展示された「江戸のやまと絵」の図録が500円ぐらいで取り引きされています。幕府がお抱えの絵師であったことや歴史的に貴重な資料であるので、図書館や美術館に丁重に保管されていて一般に目にすることがないのかも知れません。知名度の高さは抜群の絵師ですから真作と確認されれば高値で取引されることは間違いありません。

7. 住吉 如慶の作品の買取についてのまとめ

住吉如慶の作品は、親子で住吉派の発展に貢献しています。日光東照宮の絵巻を親子で完成させたことは世間に知られて、地名度も高く注目度もあるのですが、作品が多くありません。保存状態がよく、真作であれば高価格の取引なります。