鈴木 芙蓉(すずきふよう)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1. 鈴木 芙蓉の作品を売りたいお客様へ

鈴木芙蓉の作品は、江戸南画の作風が色濃いのだが、雪舟の描く室町水墨画にも通ずるものがあると言われています。中国の山水、人物、花鳥を描いていますが特に梅図が得意だったようで多く残されています。画家の素晴らしい才能に恵まれながら儒者と見られたいと思う一面もあったようです。

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2. 鈴木 芙蓉についての解説

鈴木芙蓉は、晩年になるほど雪舟の画風に傾倒していったと言われる画風ですが、基本は中国や南画、琳派、大和絵、円山四条派にも通じていて、諸派を学びながら自己の画風を独立で確立していった努力が伺える画家でもあります。儒学を習得し、漢詩も学び学問にも長け、多くの文化人と交流して独自の路線の中で自らの画風を確立した有能な人物です。

3. 鈴木 芙蓉の歴史

鈴木芙蓉は、1749年信濃国伊那群に誕生しています。幼い頃は白隠禅師の寒山永啄の寺子屋で画を学び、江戸では渡部湊水に学んでいます。林凰岡から儒学を学ぶことで儒学に傾倒したようです。1793年には熊野で、後に代表作となる「那智山瀑布雨景図」の那智瀑布を写生しています。1796年頃に彼の才能は世に認められ、島藩蜂須賀家の御用絵師と任命されたときは、儒者として仕えたかったと嘆いたエピソードが残っています。酒を嗜みながら絵を描いたために「酒芙蓉」とも呼ばれています。1816年68歳で死去します。

4. 鈴木 芙蓉の代表作

  • 『江畔避暑図』(1788年)
  • 『冬夏花鳥』(1790年)
  • 『東方朔図』(1790年)
  • 『芭蕉涅槃図』(1810年)
  • 『墨梅図』(1816年)

5. 鈴木 芙蓉の作品の買取査定ポイント

鈴木芙蓉の作品は、江戸の時代の文人画家の重鎮として知られる谷文晁を支える人物としてなくてはならない人物です。そのような重鎮を思い起こさせる画風が人々を魅了しています。江戸の時代を担う確かな実力の持ち主である鈴木芙蓉の作品は、高価買取の動機になることは間違いありません。保存状態が良くて真作であれば高価格での取引が見込めます。

代表的な査定ポイント
  • 本物であること
  • 希少性価値のある作品
  • 絵画の保存性の高い作品
  • 画題の珍しさ

6. 鈴木 芙蓉の作品の取引相場価格

鈴木芙蓉の作品は、真作で肉筆、掛け軸に描かれた縦53cm、横55cmの「山水図」は81.000円の金額で取引されています。「水墨淡彩赤壁詠月図画」は62cm×55cmのサイズで、11.000円で取引されています。鈴木芙蓉は徳島藩の御用絵師として作品を残しているのですが、まだまだ世には出回っていません。博物館での展示、展覧会は行われていますし、2004年刊行の「忘れられた文人画家鈴木芙蓉とその周辺」には、鈴木芙蓉をめぐる人々にも触れていて彼の医大さを知ることができます。今後認知度も広まり取引されることも期待できます。

7. 鈴木 芙蓉の作品の買取についてのまとめ

鈴木芙蓉の作品は、雪舟に憧れ、儒教に通じ、独学でありながら努力を惜しまない姿勢で前進し続けた画家の作風として評価されています。多くの文人たちとの交流から教養の高さも備えた人物として評価は高いうえに、作品の質の高さもあり高価格での取引が可能です。