鈴木 春信(すずきはるのぶ)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1. 鈴木 春信の作品を売りたいお客様へ

鈴木春信の作品は、美人や人物を手足がか細く小柄に描き、色彩も独特な中間色を自由に使う、新しい錦絵を創設した人物の作品として高く評価されています。江戸の時代に浮世絵界を先導し、後世にまでその名を知られる彼の作品は人気が高いのですが、主要作品のほとんどが海外に流出してしまっているようです。

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2. 鈴木 春信についての解説

鈴木春信は、浮世絵師に西村重長、西川祐信らの弟子であり、彼らの絵を手本に独自の手法を加えたまったく別世界の画風が特徴です。鈴木晴信の描く人物は、表情はあどけない少年少女のような中性的で、どこか浮世離れしたものを感じさせます。活躍する時期は短いのですが、駆け足で後世にのこる1000点ほどの作品を残しています。絵暦が流行したきっかけを作った本人であると言っても過言ではないでしょう。

3. 鈴木 春信の歴史

鈴木春信は、確かではありませんが、1725年に江戸に誕生したと言われています。日悪的裕福に育ったようで、鈴木春信の周りにパトロン的な人々がいました。1760年頃に描いた役者絵が一番古い作品と言われ、錦絵を描き出したのが1766年頃で、浮世絵師として名が知られていきます。それまでは下積みの期間で、役者絵や古典を題材にした絵画が残されていますが、人気絶頂の絵師として活躍した頃のような独自の画風ではなく摸写のようなものでした。1770年頃に人気の絵師として惜しまれながら46歳で死去しています。

4. 鈴木 春信の代表作

  • 『お仙の茶屋』(1765年)
  • 『夕立』(1765年)
  • 『座敷八景』(1766年)
  • 『風俗四季歌仙』(1768年)
  • 『絵本青楼美人合』(1770年)

5. 鈴木 春信の作品の買取査定ポイント

鈴木春信の作品は、多くの人に親しまれて人気が高く取引も活発に行われています。本物であるかどうかを見極めることが高値で取り引きできるポイントです。それに加えて、保存状態が良ければ、高値での取引が見込めますから、本物であることを見極めることが大切です。模写や復興版版画であっても人気のある作風は、多くの人に受け入れられて、安定した取引があります。

代表的な査定ポイント
  • 本物であること
  • 希少性価値のある作品
  • 絵画の保存性の高い作品

6. 鈴木 春信の作品の取引相場価格

鈴木春信の作品は、明治期の額装がそのまま残されていて、縦42.8cm、横33.8cmの「色事を覗き見る人」が19.500円ほどの金額で取引されています。絵画のサイズが縦14cm、横8.5cm、額は新品で「かぎやおせん」が19.000円の金額で取引されています。大正13年の復刻版で「美人画」は縦19cm、横30cmの大きさで、9.500百円で取引されています。もう少し安価なものでは、模写ですが掛け軸のサイズで「二人美人図」が、横36.5cmの大きさで、2.000円で取り引きされています。

7. 鈴木 春信の作品の買取についてのまとめ

鈴木春信の作品の多くが海外に出てしまっていて、真作の取引は少ないのですが、鈴木晴信の描く美人画は、楚々として幻想的な雰囲気が人々を魅了するために人気があります。この時代に錦絵を作り上げ、浮世絵界を盛り上げた時代の寵児として名が通っていて高値の取引が期待できます。