橘 天敬(たちばな てんけい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.橘 天敬の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
橘天敬は、広く世界にその名を轟かせた昭和時代の日本画家です。下図なしで岩絵具と金箔を用いて描いた豪放磊落な障壁画など作品は極めて高い評価を受け、海外の美術館にも多数所蔵されています。世界各国のコレクターの注目度も高く、常に出品が待たれている作家です。
このページの目次
2.掛け軸作家「橘 天敬」についての概要
橘天敬(1906年~1984年)は福岡県の出身で、本名は中山義文といいます。海外諸国を歴訪し個展を成功させるなど、世界を股にかけて活躍しました。1972年には、六曲一双障壁画『風神雷神之図』がアメリカ、スミソニアン博物館内のフリーア美術館に収蔵されました。これは、当美術館が「故人の作品以外は収蔵しない」という前例を破ってでも欲したという、日本美術界に燦然と輝く快挙です。
3.掛け軸作家「橘 天敬」の生い立ちや歴史
橘天敬は1933年から海外を中心に活躍し、その後、1936年に創立された新構造社に参加し、1940年には川口春波と日東美術院を立ち上げるなど、画壇を力強くけん引しました。終戦後は、1950年に園部香峰から橘天敬と号を改め、障壁画の制作に心血を注ぎ、『富岳雲海之図』、『和楽之図』など続々と傑作を発表しました。生涯、天衣無縫な創作活動を展開し、享年76歳で逝去しました。
4.橘 天敬の掛け軸作品の代表作一覧
- 歓喜(1938年)
- 富岳雲海之図(1952年)
- 清流(1960年)
- 風神雷神之図(1970年)
- 春琴之譜図(1975年)
5.橘 天敬の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
色鮮やかで大胆なものや淡墨で描かれた瀟洒な筆致など、多彩な画風に愛好家も多い橘天敬作品は希少価値が高く、贋作が氾濫している可能性もあります。そのため、買取査定では真作であるかどうかが重要なポイントです。証明書などで真作の保証ができる作品は、高い評価額となる可能性も高まります。また、作品の保存状態、付属品が揃っているかも査定額上乗せの評価ポイントです。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 作者本人の作品であるか(証明書や鑑定書があるとなお良し)
- 保存状態は良好か(傷やシミ、カビなど汚れがないと査定額の上乗せが可能です)
- 作品の完成度はどうか(作家の個性の表現など)
- 作者のサイン(落款)があるかどうか
- 装丁がされているか
- 付属品が保管されているか(箱・袋・軸など)
6.橘 天敬の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
市場では、署名や落款、真作保証の有無、作品の保存状態、付属品の有無などで査定額は大きく変動しています。紙本掛け軸の『好子観音』では、作品全体が縦165cm、横42cm、本紙が縦87.5cm、横27cmで署名、落款があり真作保証済み、桐箱や軸先など残っていましたが、本紙に折れやシミがある状態で18,000円で落札されました。また、縦約75cm、横約83cmの額装の風景画では、署名、落款があり真作保証済みで、額に傷があり54,600円で落札されています。
7.橘 天敬の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
破天荒とも言える個性的な芸術的感性で国境線をも軽々と越え、世界に日本美術の素晴らしさを届け続けた橘天敬。作品は驚きと称賛を持って迎えられ、今なお感嘆の声が多く寄せられています。署名、落款で真作が確認できる作品など意外な高値となることもあります。お手元に橘天敬の作品がありましたら、ぜひ査定に出されることをお勧めします。
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